電通総研の新サービス「3DWorks」登場
2023年、電通総研が国内製造業を支援すべく新サービス「3DWorks(スリーディーワークス)」の提供を開始します。この革新的なクラウドサービスは、Model Based Enterprise(MBE)の普及を目指しています。日本の製造業界における3Dデータ活用を一層促進し、業界全体の効率化を図る狙いがあります。
「3DWorks」とは
「3DWorks」は、設計・製造データを3Dモデル上で統合し、製品開発プロセス全体での活用を可能にするサービスです。特に、量産移行前の部品精度と金型品質を向上させるための支援を行います。このサービスの導入により、製造業者はより効率的で高品質な製品の設計・製造が実現できるようになります。
電通総研は、長年培ってきたMBEソリューションの知見を活かし、「3DWorks」を通じてサプライチェーンの革新を図るとしています。特に、3DAモデルの流通やデジタル上でのすり合わせ技術を強化することで、業界の生産性を向上させることが期待されています。
国内製造業の現状と「3DWorks」の重要性
現在、国内の製造業界では2D図面の使用が根強く、大手企業を中心に3DAモデルの導入が進んでいない状況です。しかし、少子高齢化が進む中、今後MBE必要性は増加すると見込まれており、その対応が急務となっています。実際、2030年にかけてMBE市場の成長率は年平均約15%と予測されており、早急な変革が求められています。
「3DWorks」は、この環境の変化に対応するための強力なツールです。特に製品設計後の量産設計準備プロセスにおいて、試作部品の測定データを3DAモデルに統合することが可能です。これにより、設計値と測定値の乖離を視覚的に把握し、より迅速に修正や合意形成を行える環境を整えます。こうした対応は製品開発のスピードアップにつながり、業界全体の競争力を高めるでしょう。
新たな価値の創出に向けて
電通総研は、今後も「3DWorks」を通じて国内製造業のサプライチェーン全体でのMBE推進を加速させ、新たなものづくりの基盤を築く支援を行います。製品不具合の原因や対策をデータとして蓄積することで、さらなる品質向上も見えています。
これからの製造業は、デジタル化が進む中で従来の手法を見直す必要があります。電通総研の「3DWorks」は、その変革を可能にするための画期的なサービスです。国内製造業に新たな風を吹き込むこの取り組みは、業界全体の生産性向上や新たな価値創出につながることでしょう。電通総研は、社会と企業の未来のために、これからも先進的な技術を駆使して新しい道を切り拓いていきます。