大隅未来ラボプロジェクトが始まる
鹿児島県大隅半島の志布志市で、新たなビジネスと雇用を生み出す「大隅未来ラボ」が始動しました。これは、一般社団法人ローカル・スタートアップ協会(LSA)が発起した取り組みであり、国土交通省の二地域居住政策とも密接に関連しています。この新しいプロジェクトは、150年後の未来に地方の「原風景」を残すことを目指して、地域資源と企業の技術を融合し、さまざまな実践者と政策をつなげることで新たな産業を育てることを目的としています。
プロジェクトの背景と発起人の思い
「大隅未来ラボ」の発起人である堀口大輔氏は、約10年前から「農業を再産業化し、大隅の未来に繋がる事業を創出する」というビジョンを掲げてきました。この構想は、LSAが主催するONE SUMMITでの研究会を通じて多様な実践者や有識者と共に議論され、具体的なアクションプランへと進化しました。堀口氏は、これまでの経験とその中で築いた人脈を元に、地域で新しい可能性を見出そうとしています。
「大隅未来ラボは、全国の実践者が交流し、新たな事業のアイデアを具体化するための場です。地域に根ざした取り組みを進める上で、視察や議論だけでなく、共に実装していくことが重要です」と堀口氏は述べています。
イベントのハイライト
プロジェクトの一環として、今年6月には「ローカルガストロノミーツーリズム」が開催されます。このイベントは、地域の風土や食、一次産業、生活の文化を五感で体験しながら、地域に根ざした新たな事業の可能性を探る貴重な機会です。参加者は地域の魅力を再発見し、ビジネスチャンスを見出すことが期待されています。
地域資源のコネクション
大隅未来ラボは、地域の資源を単なる個別の「点」ではなく、立体的に結びつけることを目指しています。志布志港の国際物流機能や、島津藩時代の歴史的景観、多様なクリエイターたちの活動を組み合わせて、地域経済に新しい価値を付加することが求められています。
「私たちは、地域全体のポテンシャルを生かし、単なるブームではなく持続可能な価値を生み出すことを重視しています。物流や食、文化の関係を強化し、地域をモデルにした新しい産業の形を創出することを目指します」と、堀口氏は対談で語っています。
次なるステップとプロジェクトの展望
国土交通省の政策との整合性も考慮に入れて、JR志布志駅の近くに拠点を設けることで、多拠点生活を支援し、地域に新たな住民を迎え入れる基盤を整えていきます。「大隅未来ラボ」は、地域での具体的なソリューションを見極め、実証と事業化へと積極的に結びつけていくことを宣言しています。
このプロジェクトを通じて、堀口氏は「日本の各地で活動している仲間との接続が、新たな動きを生む」と考えており、大隅から全国へと広がる波となることが期待されています。
参加と情報共有
次回のローカルガストロノミーツーリズムは、2026年6月5日・6日に開催されます。地域の実践やニーズを学ぶ絶好の機会でもあるので、興味がある方はぜひ参加してみることをお勧めします。詳細は
こちらから確認できます。
「大隅未来ラボ」は、地域の潜在能力を引き出し、実践に基づく新たな価値の創造を目指しています。今後の展開からは目が離せません。