東京で開催された「多彩な貴州」国際写真展の魅力とは

東京で開催された「多彩な貴州」国際写真展

2024年12月20日、東京の多文化会館にて、中国貴州省をテーマとした「2024多彩な貴州・第17回中国原生態国際写真展」が開催されました。主催は、中共貴州省委員会宣伝部や中国新聞社、貴州省文化観光庁で、運営はアジア太平洋観光社が担当しました。このイベントは、貴州と日本の友好関係を深める重要な機会となりました。

貴州の魅力を発信する機会

「多彩な貴州」国際写真展は、2008年より始まり、今年で第17回を迎えます。今回のテーマは「貴州：映像の中の世界級観光地」であり、貴州の文化や歴史、発展を映像を通じて日本の人々に伝えることを目的としています。日本は今回のイベントの主賓国として設定されており、特別な交流イベントも多数行われました。

開幕式には中国の文化観光業界関係者やメディア関係者も参加し、貴州の自然や文化の美しさを体験することができました。特に冒頭で上映されたプロモーションビデオ「閲尽千山開啟無限」では、貴州の美しい風景を楽しむことができ、参加者から大変な好評を得ました。

貴州省文化観光庁の李芳副庁長のあいさつ

開幕式では貴州省文化観光庁の李芳副庁長が祝辞を述べ、貴州の自然、文化、およびインフラの特異性を強調しました。彼女は特に観光地が多様化している現状と、国際的なプロモーションが進んでいる点を説明しました。また、日本を含む海外からの観光客が貴州を訪れる機会が増えてきているとも話しました。

日中文化交流のイベント

「秘境貴州2025」パネルディスカッションでは、元日本国駐重慶総領事の瀬野清水氏が貴州での経験をシェアし、地域の文化に対する感動を語りました。多彩な民族文化が共存するこの場所の魅力的な体験が多くの人々を惹きつける要因となっているようです。

写真家や文化専門家の見解

著名な写真家らもこのイベントに参加し、貴州の自然資源や食文化について意見を交わしました。川田大介氏は貴州の特集に関する取材経験を明かし、独特の民族文化に魅了され、より多くの日本人が訪れることを願っていると語りました。一方、竹田武史氏は綿農業や稲作文化など、日本との深い関係にある貴州の多様性を強調しました。

未来への期待

このように、「多彩な貴州」国際写真展は、貴州の文化や観光資源を広く紹介する良い機会となりました。今後も文化、観光、経済を通じて日中交流が進むことが期待されます。国際的な観光地として成長していく貴州の魅力を、ぜひ多くの方に体験していただきたいですね。イベントの成功を受けて、さらなる協力と交流の場が増えることを願っています。