コンビニおにぎりの進化
2025-02-17 16:21:08

2024年コンビニおにぎり人気ランキングと市場動向の注目ポイント

2024年コンビニおにぎり人気ランキングと市場動向の注目ポイント



2024年におけるコンビニの人気おにぎりが明らかになりました。一般社団法人おにぎり協会が実施した調査により、消費者の関心がどのように変化しているのか、特に「コスパ」と「ボリューム」が求められる時代に突入していることが分かります。

調査概要


この調査は、日本国内の主要コンビニエンスストアであるセブン‐イレブン、ファミリーマート、ミニストップ、ローソンを対象に行われました。調査期間は2024年1月から12月までで、全国規模にわたった結果が反映されています。

おにぎり市場の変化


2024年は、物価の高騰が続く中でおにぎり市場が大きく変化しました。消費者はよりお手頃でボリュームがある商品を求め、各社はこのニーズに応えるために価格を抑えた商品や、満足感を得られる新商品を投入。特にセブン-イレブンは「うれしい値!」というメニュー戦略を展開し、価格帯を見直して広範な層から支持を集めました。

また、ローソンでは「盛りすぎチャレンジ」の取り組みが注目され、通常サイズの47%増量したおにぎりが話題に。ミニストップは98円のシリーズを導入し、ファミリーマートはボリュームのある「サンドおむすび」など高価格帯商品も展開。結果、安価なおにぎりと高級ラインのおにぎりが共存する両極化時代が形成されました。

人気ランキングを振り返る


コンビニのおにぎり人気ランキングを見ると、昨年に引き続き「ツナマヨネーズ」と「鮭」が上位を占めています。特にツナマヨはすべてのコンビニで人気のトップであり、世代を超えた支持を得ています。

価格帯では、ミニストップやセブン-イレブンがリーズナブルな商品のラインナップを強化しているのに対し、ファミリーマートやローソンでは比較的高めの価格設定のツナマヨが人気を博しています。例えば、セブン-イレブンの「手巻おにぎり ツナマヨネーズ」は128円、ローソンの「金しゃりおにぎり 焼さけハラミ」は279円というプレミアム価格帯でも注目を集めています。

購入層を見ると、全体的に40代・50代の男性が中心であり、特にツナマヨや鮭などの定番商品が好まれています。ローソンでは40代女性が一定数を占めていますが、全体的には女性の割合が低いことがわかります。

新作おにぎりの登場


2024年の新作では、サンドおむすびやオムライスなど新しいスタイルのおにぎりが一般的な選択肢となりつつあります。特に、ファミリーマートの「サンドおむすびファミチキ」や、ミニストップの「でかむすび」など、具材が充実した商品が好評です。用途に応じた選択肢が増えることで、消費者の支持も広がっています。

インバウンド需要の拡大


2024年には海外からの観光客が増加し、コンビニのおにぎりが注目を集めています。特に低価格で栄養価が高いおにぎりは海外からも評価されており、ファミリーマートは全体で7%の売上増、ローソンでは10%増の好調を記録しています。これは、元々高価格な謝礼食文化を持つ海外の観光客にとって、日本のコンビニおにぎりが手頃で美味しいという印象を与えているためです。

まとめ


2024年のおにぎり市場は明らかに変革の年となりました。「コスパ」と「ボリューム」を重視した商品展開が進む中で、インバウンド需要の拡大が追い風となり、全体の売上も好調です。このような動向は、今後のおにぎりの進化に大きな影響を与えるでしょう。2025年の「おにぎりサミット2025」でさらに詳細な情報が発表される予定です。


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