夜間市場レポート
2025-05-07 14:47:27

ジャパンネクスト証券が発表した夜間市場の2025年第1四半期レポート

ジャパンネクスト証券が発表した夜間市場の2025年第1四半期レポート



私設取引システム、通称PTSを運営するジャパンネクスト証券株式会社は、2025年第1四半期の夜間市場に関する詳細なレポートを公開しました。夜間市場は、午後5時から翌朝6時まで取引ができるユニークな市場であり、投資家にとって様々な取引機会を提供しています。

夜間市場の売買代金の動向


2025年第1四半期における夜間市場の一日あたり平均売買代金は、3月には77.5億円に達し、過去数四半期で見られたトレンドに引き続き、成長を続けています。また、特定の日では売買代金が100億円を超えることもあり、特に注目されたのは1月27日でした。この日は、中国のAI企業による重要な発表が影響を及ぼしたことから、株式市場全体が波及効果に悩まされました。そのため、投資家は夜間市場での指数連動型レバレッジETFへの投資に活発さを見せました。

同様に、2月28日にはトランプ大統領とウクライナのゼレンスキー大統領が会談したというニュースが影響を与え、夜間市場での取引は活発化しました。このことから、夜間市場は非常にダイナミックで、外的な要因に強く反応することが分かります。

取引銘柄の状況


一方、取引銘柄数は前四半期と比較して若干の増加が見られたものの、全体としては横ばいの状況でした。特に、TOPIX 100やTOPIX MID 400においては、あまり変動を感じられませんでしたが、TOPIX SmallとNon-Topixにおいては少しの増加を記録しました。

取引銘柄の具体的な動向を見ると、ETFでは「NEXT FUNDS 日経平均レバレッジ・インデックス連動型上場投資信託(1570)」が目立ち、個別銘柄では「メタプラネット(3350)」が特に注目されました。このように、個別銘柄の人気や市場の期待感が影響を及ぼす様子が伺えました。

ストップ高安銘柄の影響


夜間市場では、東証でストップ高やストップ安となった銘柄の取引も活発に行われます。ストップ高となった516銘柄の中、64%が夜間市場でも値上がりし、その中の58%が翌日の東証で上昇する結果となりました。このトレンドは、過去のデータでも確認されており、夜間市場は翌日の株価に影響を与える重要な場と言えます。

決算発表と夜間市場


決算発表の直後に、夜間市場での取引が活発化する傾向も見逃せません。多くの企業が取引時間が終了した後に決算を発表し、夜間市場でその動きに対応することで、投資家は利益を追求する機会を得ることができます。実際、当四半期には決算発表を行った銘柄の中で、3%以上の値動きを示した銘柄は約25%であり、1%から3%の範囲では約55%が該当しました。

結論


「夜間市場」は、東証の取引時間後にリアルタイムで取引ができるため、投資家にとって非常に有益な市場です。ジャパンネクスト証券は、四半期ごとにこのようなレポートを提供し、投資家が新たな取引機会を見つける手助けを行っています。引き続き、ジャパンネクスト証券と「夜間市場」の動向に注目していきたいところです。


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