新たなサービス:特殊清掃士による汚物処理
2025年3月、片付けられない.comでは、独自の汚物処理サービスを開始します。これはセルフネグレクトに悩む方々に向けたもので、特に衛生や健康が脅かされている環境での清掃を専門としています。
セルフネグレクトとは?
セルフネグレクトとは、自分自身の健康や生活環境を顧みない状態を指します。これにより、住居がゴミ屋敷と化し、特に汚物が存在する場合、非常に危険な状況となることがあります。通常の清掃業者では、糞尿などの汚物処理に対して消極的であり、実際に対応が難しいことが多いのが実情です。発酵した汚物の悪臭や、近隣住民からのクレームも避けたいのが本音でしょう。
片付けられない.comのアプローチ
片付けられない.comでは、衛生の専門家である特殊清掃士が在籍し、汚物の持ち帰り処理を行う体制を整えました。具体的には、現場での処理が難しいケースでは、汚物を密閉し、自社の作業場に持ち帰って徹底的な処理を実施します。これにより、近隣に負担をかけることなく、清掃を行うことが可能です。
サービス内容
- - 対象:汚物だらけの部屋、虫がいるキッチン、排泄物があふれたトイレ、尿入りのペットボトルなど。
- - 内容:汚物を自社に持ち帰り処理し、その後徹底的な消毒を行います。ハウスクリーニングも同施行し、高い衛生基準を保ちます。
- - 料金目安:汚物処理は最低55,000円から、消毒ハウスクリーニングは1箇所16,500円から対応します。実際の料金は汚物の内容と量によって異なります。
今後の展開と社会的意義
特殊清掃士は過酷な環境での業務ですが、社会には必要不可欠な存在です。当社では、特殊清掃士の養成に力を入れており、興味を持つ若い世代に向けて育成プログラムを提供します。また、汚物処理だけでなく、精神疾患におけるケア方法の普及も長期的に考えています。
特殊清掃士の役割
特殊清掃士の業務は、ただの清掃ではありません。通常のハウスクリーニングに比べ、消毒や消臭がメインとなります。事故物件や自宅内で汚物に悩まされている方々の衛生状態を整えることに特化しています。私たちは、認知症や統合失調症に伴うセルフネグレクトの方々に対する支援も行っています。
特殊なケースへの注意
特に尿入りペットボトルの取り扱いには注意が必要です。発酵が進むと破裂の危険が生じ、作業中に事故が起こる可能性があります。緊急時には、処理せずに密封して自社での処理に回します。これにより、作業者の安全を保つとともに、周囲に不快な思いをさせずに作業を進めることができます。
専門家としての自覚
私たち片付けられない.comは「医療×福祉×片付け」という理念のもと、片付けのプロとして地域に貢献しています。人生を再スタートさせる手助けをすることが私たちの目指すところです。自社が提供できる質の高いサービスを、必要な方々に届けていきたいと考えています。
「片付けられない.com」の公式ウェブサイトでは、詳しいサービス内容や今後の取り組みについても紹介しています。興味のある方はぜひご覧ください。