リバスタとMODEが手を組み、新たな建設現場の未来を創造
株式会社リバスタとMODEが、建設現場のICT機器ソリューション「BANKEN サイネージ」と「BizStack」において、システム連携機能のベータ版を提供開始しました。この取り組みは、建設現場の安全性と生産性をさらに向上させるための重要なステップです。
システム連携機能の概要
この新しい機能では、BANKEとBizStackの双方のデータを活用し、環境の状態や現場内の重要データをリアルタイムで監視し、表示することが可能になります。具体的には、気温や湿度、風速、振動などのデータをサイネージに表示することで、現場の状況を的確に把握できるようになります。この取り組みが実現すると、危険作業時における迅速な判断や、関係者間での情報共有が可能になります。
この機能のデモンストレーションは、2025年12月に東京ビッグサイトで開催される「第10回JAPAN BUILD TOKYO」内のブースで行われる予定で、多くの関係者に実際の利点を体験してもらえる機会となります。
背景にある課題
近年、建設業界では深刻な担い手不足や多重下請け構造の影響で、情報の伝達が遅れがちになるという課題があります。また、2024年からの労働安全衛生法の改正に伴い、安全管理の重要性も高まっており、現場でのリアルタイムなデータ共有が求められています。これに対処するために、リバスタは「Buildee」を通じて現場の施工管理を効率化し、MODEは「BizStack」を用いて業務のデジタル化を進めています。
期待される効果
新たなシステム連携機能は、データの「見える化」を実現し、現場内で関係者が同じ情報をリアルタイムで共有できるため、作業の予定や内容の把握が容易になります。環境データを元にした迅速な意思決定が可能となることで、より安全な作業環境が構築されることが期待されます。
今後は、両社は「Buildee」と「BizStack」のさらなる連携を検討しており、データの組み合わせによる作業計画の分析や安全リスクの把握に役立てることを目指します。さらに、リバスタが進める新しいサービスとも統合することで、現場での活用価値を最大化する計画が進行中です。
企業情報
リバスタは、建設業界が抱えるさまざまな課題解決に取り組む企業。主にICTを活用したソリューションを提供しており、特に「Buildee」や「BANKEN」を通じて業界のDX推進を支援しています。一方、MODEは、現場データのインテグレーションを目的として「BizStack」を開発したスタートアップで、多様なデータをリアルタイムで活用する方法を提供しています。
まとめ
リバスタとMODEによる新しいシステム連携機能の導入は、建設現場におけるデータの効率的な活用と、安全性の向上に向けた重要な進展です。業界全体での安全管理や作業効率の向上が期待される中、今後の正式提供が待ち望まれます。