未来の製造を支える「meviy for education」
この度、株式会社ミスミグループ本社が提供する機械部品調達のAIプラットフォーム「meviy」が、教育機関向け特別支援プログラム「meviy for education」の2024年度実施レポートを公開しました。本プログラムは、未来の製造業を担う学生たちの取り組みを支援することを目的としています。2024年度は、9月から翌年8月までの間に多くの学生団体へ支援を行い、ものづくりに関する挑戦を後押ししました。
プログラムの概要と背景
日本の製造業はGDPの約2割を占める重要な産業ですが、近年の人手不足が深刻な課題となっています。特に若年層における就業者数の減少は著しく、20年前と比べて129万人も少なくなっています。この背景には、学び手の減少だけでなく、次世代を育成するための指導者が不足していることもあります。ミスミは、AIとデジタル技術を駆使した「meviy」を通じて、これらの課題解決に取り組んでおり、教育現場でも導入が進んでいます。
「meviy for education」が開始されたのは2023年のこと。このプログラムにより、学生たちが未来の製造業を実現するための手助けをしたいという理念のもと、現在は3年目に突入し、2025年度の支援プログラムも実施中です。
2024年度の支援内容と成果
2024年度には、全国20の多様な学生団体に最大10万円分のmeviy部品購入を支援するクーポンが提供され、これによりさまざまなプロジェクトが進められました。具体的には、学生フォーミュラやロボットコンテスト、美術大学のアート技術プロジェクトなど、多岐にわわる活動をサポートしました。これらの支援を受けた学生たちは、学内の施設では実現困難な高精度な部品を製作し、製造過程をスムーズに進めることができたと語っています。
実際に、支援を受けた団体からは「設計変更時に迅速に部品を調達でき、開発のサイクルが短縮された」といった声も寄せられました。meviyは、部品の調達効率を高めるツールとしての役割を果たし、支援団体の中にはロボットコンテストでの上位入賞を果たすなど具体的な成果を挙げているチームも多数存在しています。 静岡大学のレスキューロボットコンテストや東京藝術大学でのロボット演劇といったプロジェクトでも、このプログラムが役立った事例があります。
教育・研究現場での効果
プログラムの卒業生によるアンケートでは、meviyがものづくりプロジェクトにおいて、設計段階から製作までを実践的にサポートしていることが確認されました。また、教育や研究に特有の要望が多く寄せられており、これらを反映したサービスの改善にも取り組んでいく方針です。
meviyの利用によるメリットとしては、限られた時間内で納期を短縮できることや、3D CADデータを簡単にアップロードすることで見積もりや発注ができるオンライン性があります。また、設計の自由度を高めるため、特殊材質や形状にも対応した部品製作が可能です。
参加団体からの声
多くの大学がこのプログラムから恩恵を受けています。東京大学のフォーミュラファクトリーでは、EVレーシングカーの製作に際し、高精度なパーツをmeviyで依頼しました。これにより、難易度の高い部品も設計して製作することができ、安心感があったと報告しています。
早稲田大学のROBOSTEPでは、学内設備で不可能だった高精度部品をmeviyで製造し、これが大会での優勝につながりました。近畿大学でも、はめ合い公差の教材を製作し、教育の質向上に寄与するなど、多くの成功事例が確認されています。
ミスミの取り組み
ミスミは今後も、ものづくりを支える次世代の人材育成に力を入れ、多様な支援活動を行っています。詳細は公式サイトで確認できますので、ぜひご覧ください。