地域連携プロジェクト「カメラとコラージュで描く私たちの山寺」の成果
2025年10月19日、山形県立山形中央高等学校文理科学部が主催したユニークな写真撮影プログラム「カメラとコラージュで描く私たちの山寺」が開催されました。このプロジェクトは、東日本大震災の復興支援活動「みんなの笑顔プロジェクト」の一環としてキヤノンマーケティングジャパン株式会社の協力を得て実施されました。
山寺は、その美しい風景と静けさから多くの観光客に親しまれている地域です。特に立石寺(りっしゃくじ)として知られるこの地は、松尾芭蕉が詠んだ句の舞台にもなっており、歴史的な文化と自然の美しさが共存しています。このような背景の中で、参加者たちは自分の視点で山寺の魅力を切り取る機会を得ました。
プログラムの内容
参加したのは親子や学生の16名。彼らは五大堂や奥の院を巡り、豊かな自然の美しさや地域の文化の深さをカメラに収めました。プログラムの最後には、撮影した写真の中からお気に入りの一枚を選び、オリジナルのコラージュ作品を制作しました。この創作活動を通して、参加者たちは自分たちの記憶の中に残る体験を視覚で表現することができたのです。
参加した親子からは「カメラを通じた新たな発見があった」という感想も寄せられ、カメラという共通の話題が参加者同士の素敵なコミュニケーションを生み出しました。
教育と地域の融合
このプロジェクトは、高校生の探究学習が中心に設計されています。地域の歴史や文化、自然と、企業の支援が融合する新しい形の地域連携であることが大きな特徴です。キヤノンMJは、カメラの貸出や撮影方法のサポート、プリントサービスを提供し、子どもたちが地域とつながりながらリアルな学びを得られる機会を創出しました。
みんなの笑顔プロジェクト
「みんなの笑顔プロジェクト」は、キヤノンMJグループが展開する復興・創生支援活動です。2012年から続くこのプロジェクトは、「写真を楽しもう」というコンセプトの下、被災地における人々の心の交流を促進しています。写真を通じて子どもたちの心を育む活動を行い、地域の活性化に貢献しています。
今後もこのようなプロジェクトを通じて、地域の魅力を引き出し、次世代の学びを支える取り組みが期待されます。教育と地域とのコラボレーションを深めることで、子どもたちの未来に向けた新しい道が広がっていくことでしょう。
本プロジェクトに関する問い合わせは、キヤノンマーケティングジャパン東北復興・創生推進室までどうぞ。電話番号は022-217-3204です。また「みんなの笑顔プロジェクト」の詳細は公式ウェブサイトで確認できます。