日比谷花壇が花き業界初の「エコ・ファースト企業」に認定
2026年1月14日、東京の環境省において、株式会社日比谷花壇が花き業界として初めて「エコ・ファースト企業」に認定されました。この制度は、企業が環境保全に向けた先進的かつ独創的な取り組みを約束し、その内容が業界の模範となるときに与えられるものです。今回の認定を受け、日比谷花壇は生産から販売まで様々な分野で環境負荷の低減を推進することに取り組んでいくと宣言しました。
環境省による認定の意義
日比谷花壇の宮島浩彰社長は、「すべての明日に、はなやぎを。」というコーポレートメッセージのもと、花と緑を通じて地域社会および環境への貢献を目指しています。近年、地球規模での環境問題が深刻化している中で、加温栽培や輸送によるCO2排出、プラスチック廃棄物の問題など、花き業界も無視できない課題を抱えています。日比谷花壇は、こうした環境問題に立ち向かうため、「エコ・ファーストの約束」として、具体的な取り組みを行うことを誓いました。
「エコ・ファーストの約束」の内容
日比谷花壇が掲げる「エコ・ファーストの約束」は、以下の三つの柱から成り立っています。
1.
環境負荷の低減
日比谷花壇は、業界全体の環境負荷を削減する具体策として、環境マネジメントシステム「エコステージ」を導入し、2035年までに自社の排出量を2023年比で50%削減、2050年までには「ネットゼロ」を実現する目標を定めています。
2.
持続可能な生産と流通
全国の生産者と連携し、環境に配慮した生産を推進し、2035年までに国産品シェア80%を達成する計画を立てています。また、環境負荷の低い資材の使用を拡大し、商品化に向けた努力も惜しみません。
3.
地域社会の教育と啓発
花や緑を通じて地域社会との接点を拾い上げ、持続可能な社会の実現に向けた教育活動を展開。学校や公園などでの自然教育やボランティア活動を通じて、「共感」をもって環境問題に取り組む社会を築くことを目指しています。
認定式の様子と業界への波及効果
授与式には、石原環境大臣が出席し、日比谷花壇の宮島社長に認定証を手渡しました。日比谷花壇は、この認定をただの名誉とするのではなく、業界全体の環境経営を牽引していく重要な役割を担うことを自覚しています。
今後、同社は環境省への定期的な報告を行い、進捗状況を透明にすることで、持続可能な社会の実現に向けた信頼性を高めていく意向です。
これまでの取り組みと今後の展望
日比谷花壇は、すでに多角的な環境経営を進めており、再生可能エネルギーの利用や脱プラスチック製品の導入に取り組んでいます。2025年までに、在庫が再生エネルギー100%を達成予定であり、今後の動向が注目されます。
また、地域との連携を強化し、自然環境の保全活動や環境教育を通じた地域貢献にも力を入れていく方針です。このような取り組みによって、業界全体の環境意識を高め、持続可能な産業を目指す日比谷花壇。その姿勢こそが、未来の花文化を支える基盤となることでしょう。
日比谷花壇は、これからも花と緑を通じて人々に「はなやぎ」を届けることで、地域社会や環境に貢献し続ける企業としての存在感を強めていくことでしょう。