河北医療財団、2025年度入職式を開催
2025年4月1日、これまでの歴史を持つ社会医療法人河北医療財団が、東京都杉並区にて2025年度の入職式を執り行いました。この日、杉並事業部には新卒者54名を含む110名、また、たま事業部には新卒者9名を含む18名が新たに加わり、総勢128名の新入職員を迎えました。
新入職員研修の内容
新卒職員は4月1日、既卒職員は翌日の2日に合同研修を開始し、健康診断を経て、理事長による歓迎の挨拶や人事制度、財団規約に関する重要な説明を受けました。この研修は、医療に従事する者としての心構えを育む大切な機会です。
特に注目されるのは、臨床研修病院の河北総合病院で行う初期臨床研修です。研修医11名は、4月2日から4日間にわたり、看護部の研修や医療機器の取り扱い、医師としての心構え、そして医療倫理について学ぶことになります。7日からはローテーションが始まり、実践を通じて医師としての基礎を固めていきます。
河北医療財団の教育理念
1948年に初めて研修医を受け入れて以来、河北医療財団は自主性と積極性を重んじる教育体制を築き上げてきました。教育理念としては、「自立した自己として職員が成長することを支援する」、「伸びる芽が伸びる教育」を掲げ、知識だけでなく、実行力を持った医師の育成を目指しています。
河北医療財団は、各種経験者の採用も行っており、2026年新卒者の募集説明会も実施中。興味のある方は公式サイトにて詳細をお問い合わせください。
河北医療財団の歴史と展望
河北医療財団が運営する主要施設、河北総合病院は1928年に東京都杉並区阿佐谷で開設され、近年さまざまな医療サービスを提供するために成長を続けています。1948年からは臨床研修病院としての役割を果たし、1988年には臨床研修病院の指定を受け、更なる飛躍を遂げました。2006年には地域医療支援病院としての承認も受け、地域に密着した医療サービスを展開。
理念には「社会文化を背景とし、地球環境と調和したより良い医療への挑戦」を掲げ、2025年7月には新たに河北総合病院が移転開院予定で、手術支援ロボットの導入やがん放射線治療の開始が期待されています。これにより、さらなる救急医療の充実を図っていく考えです。
まとめ
河北医療財団は、医療従事者としての育成を重要視し、新しい医療環境に適応した質の高い医療を提供するための基盤を着実に築いています。新入職員たちの活躍が、今後の救急医療や地域医療の発展に貢献することを期待しています。