和歌山市の加納浄水場での設備工事契約締結について

和歌山市加納浄水場の機械設備工事が始動

2025年10月7日、東京都港区を本社とする水ingエンジニアリング株式会社は、和歌山市企業局と「加納浄水場ろ過池機械設備工事」に関する契約を結びました。この工事は、和歌山市民の水道水供給を支える重要なプロジェクトです。

加納浄水場とは？

加納浄水場は、紀の川を源とする基幹水道施設です。1973年に供用が始まり、長年にわたり市民の生活を支えてきました。しかし、近年では施設の老朽化が問題視され、耐震化や給水能力の向上を図るために、計画的な更新事業が進められています。これにより、安全で安定した水供給の実現が目指されています。

本工事の内容

本工事では、自然平衡自己逆流洗浄型ろ過装置やろ過池の覆蓋、配管など、機械設備および建築機械設備を整備することが核心です。特に、スローダウン機能を持つろ過装置は効率的な水処理を可能にし、既存設備との並行運用においても、運転と維持管理に配慮をした進行が求められます。施工期間中は、水の供給を妨げないよう、段階的な工事が行われる予定です。

2018年に行われた調査によると、加納浄水場の最大浄水能力は165,000m³／日。これを維持しつつ、より良い環境の整備を図ることは、地域社会の持続可能な発展に寄与するでしょう。

水ingグループの理念

水ingグループは、生命の源である水を通じて社会に貢献することを理念とし、水処理施設の設計・建設、運営、維持管理に至るまでのトータルサービスを提供しています。そのブランドメッセージ「水の先をつくれ。」により、地域のニーズに応え、安全で安心な水環境を確保しています。

まとめ

この加納浄水場の機械設備工事は、和歌山市のインフラを支える重要なプロジェクトです。2025年から2029年までの長期にわたる工事により、老朽化した施設の更新が進むことで、地域住民に安全な水が供給されることが期待されています。水ingエンジニアリングが地域社会の未来を支える一助となることを願っています。