ココカラ・ブリケット バッファリング済みタイプの新時代
ココカラ合同会社が新たに発表した「ココカラ・ブリケット バッファリング済みタイプ」は、近年注目を集める持続可能な農業をサポートするために設計された画期的な製品です。東京都中央区に本社を置くココカラは、施設園芸向けのココピート(ヤシガラ培土)の製造販売に特化しており、この新製品もその一環として開発されました。
新製品の背景と目的
農作業の効率化を図るために、新たに登場した「ココカラ・ブリケット」は、圧縮されてブロック状になったココピートです。これにより、高設ベンチや大きめのポットなど、様々な栽培方法に対応が可能です。生産者の多様なニーズに応えるため、この新製品は製造工程でのバッファリング処理が施されており、栽培物に最適な環境を(よりスムーズに)提供します。
バッファリング自体は、初期栽培を安定させるための重要な前処理です。農業生産者の一部は、バッファリング作業に不安を感じていましたが、ココカラの新製品ではこの不安を解消します。正確にバッファリング処理された培地を使用することで、定植作業を更に効率化し、栽培物の健康な成長をサポートします。
特徴と利点
1. 作業性の向上
「ココカラ・ブリケット バッファリング済みタイプ」は、既にバッファリングが施されているため、水を加えてほぐした後はすぐに定植作業に取り掛かることができます。これにより、農作業の負担が軽減され、迅速な対応が求められるシーンでもスムーズに進めることが可能です。
2. 正確なバッファリング技術
この製品の製造の鍵となるのは、正確なバッファリング処理です。原料のEC値に応じて適切な硝酸カルシウムの濃度で処理を行うことで、一貫した品質を実現します。特にイチゴの初期栽培では、適切な濃度が成長に与える影響が大きく、バランスが取れた栽培環境の構築が重要です。
3. 環境配慮
また、製造過程で発生する排液に関して、ココカラでは環境への影響を考慮した方法を採用しています。排液を地下に流すことなく、再利用することで、持続可能な製造プロセスを実現しています。
先行導入の声
千葉県成田市にある「THE FARM スロウマウンテン成田」では、「ココカラ・ブリケット バッファリング済みタイプ」を利用しています。ここでは、安定した収量を確保するために、品質の均一性が特に重視されており、導入後は初期栽培管理が安定したとのことです。
代表の窪様は「バッファリング済みのブリケットを使用することで、初期栽培の管理がスムーズになり、作業効率も高まりました。お客様に喜んでいただくためにも、安定した収量が必要です」と、その効果を実感しているコメントを寄せてくれました。
未来へ向けてのビジョン
ココカラ合同会社としてのビジョンは「農業をもっとラクに」という理念のもと、持続可能な農業を実現するための取り組みを進めています。中期経営戦略をもとに、食料供給システムの改善や生産性向上に寄与する製品を開発していくことが求められます。
ココカラは今後も触手を伸ばし、質の高い培土を提供することで、多くの生産者様と共に持続可能な農業の未来を築いていくことでしょう。特に、農業の現場に新たな息吹をもたらす「ココカラ・ブリケット バッファリング済みタイプ」は、今後の農業シーンに欠かせない存在になることでしょう。