経営革新に向けたマネーフォワードとGenerativeXの提携の狙いとは
株式会社マネーフォワードのグループ会社であるマネーフォワードコンサルティングが、株式会社GenerativeXと業務提携を結びました。この提携は、特にバックオフィスの運営におけるAIの導入と活用に重点を置いています。
バックオフィスに迫る人材不足の解決策
国内企業では、経営企画や経理、人事などのバックオフィス業務において人材不足が深刻化しています。この問題に対して、生成AIの社会実装が急速に進んでおり、業務の自律的遂行を可能にするAIワーカーが注目を集めています。AIワーカーは、従来の作業手順を見直し、業務プロセスを革新する力を秘めています。
AI活用の壁を打破するために
AIを導入するには、個別業務の自動化だけでなく、組織全体の業務プロセスを見直す必要があります。要件定義からデータ設計、システム連携、ガバナンス構築に至るまでの体制を整えることが重要です。しかし、現場ではAIを活用するための業務設計をリードする人材が不足しており、AIに必要なデータが蓄積できていない企業も多いのが現状です。
提携の具体的なメリット
提携のもと、マネーフォワードコンサルティングがこれまでに約1,000社で培った業務デザインやDX・AX支援のノウハウと、GenerativeXの150件におよぶAIプロジェクトでの実績を融合させます。これにより、AIが最大の効果を発揮できる業務フローを構築し、要件定義からシステム連携、AIの実装、さらには現場への定着までをトータルでサポートします。
主な取り組み
1.
汎用型AIワーカーの提供
GenerativeXのAIエージェントの構築能力と、マネーフォワードグループの業務デザインに基づき、企業の共通課題に対応する汎用型AIワーカーを開発し、SaaSの利用環境を問わず導入を促進します。
2.
オーダーメイド型AIワーカーの提供
特定の業務プロセスや複雑なIT環境を有する企業に向けて、自社に最適なAIワーカーを設計・構築します。業務プロセス・データ基盤不足の課題を克服するためのコンサルティングサービスを展開し、実運用まで伴走支援を行います。
コメントと意気込み
GenerativeXの荒木CEOは、「生成AIは業務に組み込まれたときに初めて真の価値が生まれる」と話し、いかに現場で有効に活用されるかが重要だと強調しました。
一方、マネーフォワードコンサルティングの島内CEOは、AIのパフォーマンスを最大限引き出すことが、企業にとっての成長につながると述べ、AIエージェントとSaaSの組み合わせによるコンサルティングの重要性を示しました。
最後に
マネーフォワードコンサルティングとGenerativeXの戦略的提携は、バックオフィス業務の生産性を革新するだけでなく、企業の持続的成長を支える新たな基盤を築くものでしょう。今後の展開にますます注目が集まります。