音楽の物語がここにある
世界的に活躍するヴァイオリニスト・廣津留すみれが、待望のソロ・アルバム『11 Stories』をリリースしました。このアルバムは、彼女の音楽人生に深く根ざすストーリーを綴る作品となっており、聴く人にとって新たな音楽の楽しみ方を提案しています。
アルバムの見どころ
『11 Stories』には、廣津留すみれが子供の頃から愛し続けてきたクラシック音楽の名曲が収録されています。特にフリッツ・クライスラーによる楽曲に多くの軸を置いているため、彼女の音楽的な原点を感じることができます。未経験の方でも親しみやすい曲が揃っており、例えば名曲「ツィゴイネルワイゼン」や、リズミカルで楽しめる「ルーマニア民族舞曲」、さらにはイザイの無伴奏作品など、印象深い演奏を堪能できます。
魅力的なコラボレーション
今作にピアノを寄せるのは、長年にわたり廣津留とパートナーを組んでいる河野紘子です。彼女の経験豊富なアンサンブル力により、楽曲は一層の深みを増し、聴く人に感動を引き起こします。特に二人の息の合った演奏は、クラシック音楽初心者でも楽しめる魅力を醸し出しています。
クラシック音楽の新たな魅力
「クラシック音楽は敷居が高い」と感じている方にも、このアルバムは気軽に楽しむことができる内容となっています。心に響くメロディと豊かな表現力は、聴く者を音楽の世界へ引き込みます。名曲が揃った『11 Stories』は、心地よい音の旅を提供してくれることでしょう。
レーベル「Hatch」の意義
『11 Stories』は廣津留すみれ自身のレーベル「Hatch Music」からリリースされており、名称には新しい世界への挑戦や成長を象徴する
「卵がかえる瞬間」という思いが込められています。これは、彼女自身の音楽的冒険を音楽ファンと共有するための重要なステップです。
アルバム情報とリサイタル
このアルバムは2025年9月24日発売予定で、CDの形式で販売されます。また、廣津留すみれはCD発売を記念したリサイタルも開催します。コンサートは全国各地で行われ、多くのファンに新しい音楽を届けることでしょう。特に東京では、9月19日(金)にハクジュホールでの公演があります。
収録曲一覧
1. ウィーン小行進曲
2. 前奏曲とアレグロ
3. ロンドンデリーの歌
4. ルーマニア民俗舞曲
5. 美しきロスマリン
6. ハフナー・セレナーデより「ロンド」
7. シンコペーション
8. 我が母の教え給いし歌
9. 無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第3番「バラード」
10. 祈り
11. ツィゴイネルワイゼン
収録時間は55分02秒で、廣津留すみれと河野紘子が心のこもった演奏を届けます。クラシック音楽の真髄を感じるための一枚、それが「11 Stories」です。ぜひこの機会に聴いてみてください。