バリューデザイン、タイで法人向けデジタルギフトを販売開始
株式会社バリューデザインがタイの子会社を通じて、2025年4月より法人向けのデジタルギフトの販売を開始することを発表しました。この取り組みは、キャッシュレスサービスを展開する同社のグローバル展開の一環であり、アジア市場でのさらなる成長を目指しています。
日本をはじめ、インドやタイなどでキャッシュレスサービスを拡充しているバリューデザイン。本社は東京都中央区に位置し、代表取締役社長の林秀治氏が率いる会社です。バリューデザインは、独自の電子マネー「Value Card」を提供しており、日本国内でのサービス導入店舗数は12万店舗を超えています。タイでも、そのサービスは順調に拡大しており、2025年2月時点で760店舗以上が導入しています。
WOGIとの協業により流通基盤を強化
バリューデザインがデジタルギフト販売にあたり、シンガポールに本社を置くWOGI Co., Ltd.と協業を進めることが決定しました。WOGIはリワードやインセンティブサービスを専門とする企業で、その広範なネットワークを活用し、タイの法人向けにデジタルギフトを提供するプラットフォームを提供します。この協業により、タイにおけるデジタルギフトの流通基盤が強化されることが期待されています。
WOGIは、20種類以上の決済サービスをスムーズに提供できるだけでなく、豊富な報酬オプションを持っています。これにより、さまざまな業界における法人のニーズに対応したデジタルギフトを展開することが可能です。さらに、彼らのサービスは、電子ギフトの追跡やアクティベーション、リアルタイムでの引き換え管理を簡素化し、企業の管理負担を軽減します。
福利厚生としてのデジタルギフトの導入
タイにおいても、企業が従業員のエンゲージメント向上を目指してデジタルギフトを福利厚生として導入するニーズが高まっています。バリューデザインは、この潮流に乗り、法人向けにデジタルギフトの供給を進めていく方針です。
具体的には、2025年4月1日にハーゲンダッツやゲットフレッシュ、Guss Damn GoodといったブランドのデジタルギフトをWOGIのプラットフォームにおいて初めて扱います。今後さらなる種類のデジタルギフトが追加される予定で、より多様な選択肢が法人に提供されることとなります。
デジタルギフト市場の成長に伴う戦略
バリューデザインは、特に法人向けのデジタルギフト市場に注目しており、今後の成長を期待しています。アジア地域においても、このサービスを必要とする法人が増加しており、その需要に応える形で新規の顧客獲得を進めています。さらに既存の顧客に対しては、店舗利用頻度の向上を狙ったサービスを提供し、双方にメリットをもたらす仕組みを構築しています。
今後もバリューデザインは、インドなど他のアジア諸国においてもディストリビューションパートナーの拡大を図り、個人だけでなく法人向けのデジタルギフト市場を拡大していく計画です。これにより、国境を越えたサービス展開を実現し、アジア全体での競争力を高めていくことが期待されます。
まとめ
バリューデザインのタイにおける法人向けデジタルギフト販売の開始は、アジア市場での競争力強化につながる大きな一歩です。WOGIとの協業により、さまざまな企業のニーズに対応するサービスを提供し、従業員のエンゲージメント向上に寄与することが期待されます。この新たな取り組みにより、バリューデザインがさらに成長し、地域経済の発展に貢献することでしょう。