タブレット純、初のアルバムリリース記念コンサートを振り返る

11月26日、歌手でありお笑い芸人でもあるタブレット純さんが、待望の初アルバム「タブレット純大いに歌う～中川博之作品集～」のリリースを記念して、恵比寿ザ・ガーデンホールでワンマンコンサートを開催しました。このアルバムは、ムード歌謡界の巨匠、中川博之さんの名曲をタブレット純さん自身が選曲して歌い上げた、素晴らしいカバー集です。

コンサートの内容

コンサートは二部構成となっており、第一部では新アルバムをテーマに中川博之さんの作品が披露されました。黒とラメが施されたスーツで登場したタブレット純さんは、一曲目に敏いとうとハッピー＆ブルーの「わたし祈ってます」を熱唱しました。初めての会場に戸惑いを見せながらも、観客に向けて「今日はよろしくお願いします」と挨拶をしました。

彼女は、アルバムのリリースについて感慨深く、「まさかこんな日が来るとは思ってもいなかった」と語り、当時小学6年生の頃に借りたアルバムの思い出を語りました。中川博之さんの音楽の魅力を広められたことへの感謝を述べ、二部では自身のオリジナル楽曲や昭和歌謡のカバーが次々と披露されました。

昭和歌謡の魅力

第二部次のステージでは、タブレット純さんが華やかなピンクと黒をあしらったドレスに身を包み、バンド編成で多彩な楽曲を披露しました。ピアノとバイオリンが彩る伴奏の中、名曲「サントワマミー」や自身の「そんな事より気になるの」など、バラエティ豊なパフォーマンスが観客を魅了しました。

コンサートの終盤には、最新シングルの「銀河に抱かれて」を含む全33曲が演奏され、長いステージを通して観客との心温まる一体感が生まれました。アンコールでは、光り輝く銀ラメのホットパンツ姿に羽根を付けたタブレット純さんが、「帰ってきたヨッパライ」を笑顔で歌い上げ、最後には金ラメのドレスに早替えし「マイ・ウェイ」を力強く締めくくりました。

観客からの感動

全750名の観客からは万雷の拍手が送られ、タブレット純さんの感謝の言葉で一日が幕を閉じました。「今日は長い間ありがとうございました」と伝えた彼女の言葉には、聴衆への深い感謝と愛情が表れ、この特別な日の感動が一層深まりました。

このアルバムの作品には、「わたし祈ってます」や「足手まとい」、「ラブユー東京」など、聴き応えたっぷりの名曲が収録されています。年月を経ても色褪せない昭和の名曲を、現代の感性で歌い上げるタブレット純さんの音楽の魅力は、これからも多くのファンを魅了し続けることでしょう。タブレット純の魅力を凝縮したアルバム「タブレット純大いに歌う」は、ぜひ手に入れてほしい一品です。