駐車場業界の新たな風、「リザパー」が特許を取得
株式会社いえらぶパークが開発した、アプリ型コインパーキング「リザパー」が2025年5月8日、阪神高速サービス株式会社と共同で特許を取得しました。この特許は、駐車場業界におけるデジタルシフト(DX)を促進するための重要な一歩となります。
特許取得の概要
取得された特許第7678507号は、「貸出管理システム、貸出管理方法、および貸出管理プログラム」に関するもので、月極駐車場の区画に対する一時利用の効率的な管理を実現するための制御技術に焦点を当てています。
具体的には、駐車場の契約情報をもとに、月極駐車場のステータスを自動的に判定。その結果、「月極募集中」や「契約開始前の待機期間中」では時間貸しを可能とし、「契約中」では禁止する仕組みです。これにより、オーナーにとっての収益性向上と、利用者にとっての予約体験の向上が同時に実現されます。
いえらぶParkingの役割
いえらぶParkingは、月極駐車場管理の基幹システムであり、そのBPO機能を通じて、問い合わせから解約までの全てを一括してサポートします。利用者の多様なニーズに応じて、月極駐車場「ツキパー」と「リザパー」をスムーズに切り替えることで、空き枠の活用や時間貸しの契約への斡旋が可能になります。
リザパーの特徴
「リザパー」は、予約から決済までをすべてオンラインで完結できるサービスです。アプリを利用すれば、現地近くの駐車場の空き状況を確認し、そのまま予約を行うことができます。また、利用者は、空いている場合には月極駐車場として契約を結ぶことも可能です。
このアプリは、完全キャッシュレスかつ非接触運用を実現。スマートフォンでの操作により、利用者は現地での現金精算や精算機の操作を行う必要がなく、便利さが格段に向上します。駐車場運営者にとっても、管理機能や柔軟な貸出設定が提供され、運営効率が大幅に改善されます。
阪神高速サービスとの関係
この特許は、いえらぶパークと阪神高速サービスが共同で出願・保有するもので、両社の技術的な共同作業が生み出した成果です。阪神高速サービスは、駐車場の運営と管理を専門とし、様々な事業を展開しています。
いえらぶパークのビジョン
いえらぶパークは、駐車場業務全般をあらゆる面で便利にするためのITサービスを提供しています。今後も、さらなる技術革新を目指していくでしょう。
この特許取得により、いえらぶパークと阪神高速サービスは、駐車場業界に新たな価値を提供し続けていくことが期待されます。今後の展開に目が離せません。