影山茉以さん インタビュー
日本とポーランドを舞台に活躍する影山茉以さん。彼女はポーランド国立バレエ団のファーストソリストとして多彩なバレエアートを表現しています。今回のインタビューでは、影山さんのこれまでの道のりやポーランドでの生活、そして迎えるガラコンサート「シンデレラ」の魅力についてお話を伺いました。
バレエダンサーへの道
影山さんは3歳の時にバレエを始め、その才能を早くから開花させました。12歳の頃にはアクリ・堀本バレエアカデミーに通い始め、卓越した教師のもとで技術を磨きました。また、10歳から12歳の間はAMスチューデントのジュニアバレエに所属しており、牧阿佐美からも指導を受けました。
そんな影山さんが本格的にダンスの世界を目指すことになったのは、親の影響や師弟関係が重要な役割を果たしてきたと振り返ります。「バレエは私にとっての言語のようなもので、表現を通じて自分を伝えられる手段です」と語ります。
ポーランドでの生活
ポーランドでの生活は、文化や食事、言語など多岐にわたる新しい経験が彼女を待っていました。影山さんは「最初は言葉の壁もありましたが、次第に現地の人々と交流する中で文化を吸収できました。食文化も豊かで、特に冬の季節には温かいスープが恋しくなりますね」と微笑みます。
またポーランド国立バレエ団については、「非常にプロフェッショナルであり、各国から集まったダンサーとチームを作り上げるのは面白い経験です。異なるバックグラウンドを持つダンサー同士が一つになり、舞台での表現を高め合っています」と熱く語ります。
「シンデレラ」の見どころ
次回のガラコンサートでは「シンデレラ」の抜粋が上演されることに触れ、影山さんは特にこの作品に対して熱い思いを抱いています。「この物語は誰もが共感できるテーマを持っており、自分自身の経験を重ねることができる作品です。踊り手によって解釈が変わりますが、愛の素晴らしさと希望の光が描かれていると思います。」
さらに、公演を通じて若いダンサーとの共演も期待しており、「彼らが舞台でどのように躍動するのかが非常に楽しみです。共に創り上げる舞台の瞬間が特別なものになるでしょう」と期待の言葉を続けました。
未来の展望
影山さんは今後、ダンサーとしての活動を続けられるだけでなく、次世代に向けた教育や指導にも興味を持っている様子。「これからのバレエ界を支える存在になっていけたらと思っています。自分の経験を通じて、若い世代にもバレエの魅力を伝えていきたいですね」と語る姿が印象的でした。
最後に、影山さんは「観客の皆さんには、僕たちの演技を通じて感動していただければ嬉しいです。そして、多くの方にバレエの魅力を感じてもらいたいです」と締めました。公演鑑賞前にぜひ、影山さんのインタビューをお楽しみください。
公演情報
- - 日時: 2025年8月8日(金)
- - 会場: きゅりあん 大ホール(東京・品川区)
- - 内容: 第1部 バレエガラコンサート、第2部「シンデレラ」より抜粋
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