高速道路初のEVチャージステーション、富楽里に登場
株式会社パワーエックスが運営する「ハイウェイオアシス富楽里」に、国内初の高速道路上EVチャージステーションが開設されました。これは、千葉県南房総市に位置し、富津館山道路沿いにあります。
新しいEV充電の時代が始まる
新たに設けられたこの充電ステーションには、パワーエックスが製造した蓄電池型の超急速EV充電器「Hypercharger」が2台設置されており、合計4つの充電口があります。これにより、最大150kWでの急速充電が可能で、バッテリー容量の大きな電気自動車でも短時間で効率的な充電が行えます。
特に注目すべきは、今回導入された料金システムです。これまでの時間課金制から一新され、使用した電力量に応じた従量課金制が採用されました。この新しい料金体系により、EVユーザーにとってより公平で透明性の高い利用が可能となります。一般の利用者には65〜75円/kWh、PowerX First会員には45〜55円/kWhで充電が行えます。
アクセス抜群の立地
ハイウェイオアシス富楽里は、都心から約1時間とアクセスが良好なため、観光やレジャーの途中でも気軽に立ち寄ることができます。南房総エリアへの観光地としても非常に便利な位置にあり、充電の待ち時間を有意義に過ごせるアメニティも充実。隣接する「道の駅富楽里とみやま」では、新鮮な地元の食材を使用した料理や、地元特産品の購入が可能です。充電中に美味しい食事を楽しむことができるのは、EVユーザーにとって嬉しいサービスです。
EVユーザーのニーズに応える充電インフラ整備
この取り組みは、全国道の駅連絡会との協力によって実現したもので、パワーエックスは、これまでに全国で7ヶ所のチャージステーションを整備しています。また、千葉県内では今回が4ヶ所目となります。今後も需要に応える形で、高速道路へのチャージステーション展開を進めていくとしています。
未来の充電環境を見据えて
パワーエックスは、充電器の製造からサービス提供までを一手に行う企業であり、その強みを活かして、充電の高電圧化・高出力化を追求しています。新たに開設される充電ステーションの運用によって得られるデータや知見も活用し、さらなる充電インフラの拡充を目指します。
この「EVチャージステーション」の開設は、電気自動車の普及が進む中で、ユーザーにとっての利便性が一層向上することを意味しています。環境意識の高まりや持続可能な移動手段へのニーズに応えるため、今後も新たなインフラが整備されていくことでしょう。
新しいEVチャージステーションが提供する利便性を活用し、充電中に南房総の魅力を堪能してみてはいかがでしょうか?