福島のいまと環境問題から考える原発再稼働フォーラムが千葉で開催
2025年2月15日(土)、千葉県船橋市の勤労市民センターで「福島のいまと環境問題から考える原発再稼働フォーラム」が開かれます。このフォーラムは、福島第一原発事故から14年という節目を迎えるにあたり、原子力発電と再生可能エネルギーの未来について議論を深めるためのイベントです。
本フォーラムは生活協同組合パルシステム千葉によって開催され、13時から16時まで行われます。参加費は無料で、誰でも気軽に参加できる機会です。フォーラムについての詳細は、事前に申し込みが必要ですが、定員は300名と限られていますので、お早目にお申し込みいただくことをお勧めします。
プログラム内容
フォーラムでは、まずドキュメンタリー映画『原発をとめた裁判長 そして原発をとめる農家たち』が上映されます。映画は、前裁判長の視点から原子力発電のリスクを探り、放射能の影響で打撃を受けた農業を太陽光発電によって再生させる農家の姿を映し出します。この作品を通じて、原発に対する理解とともに、未来への希望が描かれます。
続いて、特定非営利活動法人(NPO)原子力資料情報室の事務局長・松久保肇氏による「気候変動対策に原子力発電は有効か」というテーマの講演が行われます。松久保氏は、原発再稼働に伴う経済的リスクや、気候変動への影響についての現状分析を提供し、参加者に今後の選択肢について深く考える機会を与えます。
さらに、トークセッションでは、松久保氏と国際環境NGO FoE Japanの轟木典子氏が登壇し、再生可能エネルギーの可能性や、私たちが日常生活で気候変動に対抗するためにできる具体的なアクションを共に考えます。このセッションは、参加者からの質問や意見も交えながら、活発な議論が期待されます。
フォーラムの意義
「フクシマを考えるフォーラム」は、開催12年目を迎え、福島で起きた出来事を忘れずに、未来へ向けた持続可能な社会を構築するための一歩を示しています。原発事故を機に、私たちがどのようにエネルギーの在り方を見直し、地域社会や環境との調和を図ることができるのかを考える機会です。
今後も、パルシステム千葉は多様な団体と協力し、持続可能な社会づくりを目指して取り組んでいきます。地域の皆様はもちろん、全国の関心を持つ市民の皆さまもぜひ参加し、自分ごととしてエネルギー問題を考えてみてはいかがでしょうか。
【開催概要】
- - 日時:2025年2月15日(土)13時~16時
- - 会場:船橋市勤労市民センター地下ホール
- - 住所:千葉県船橋市本町4丁目19-6
- - アクセス:JR・東武「船橋」駅南口より徒歩5~6分、京成「船橋」駅東口より徒歩4分
- - 定員:300名(要事前申し込み)
- - 詳細・お申し込み:パルシステム千葉公式サイト