外国人人材の新展開
2025-08-27 12:56:21

山口産業と商船三井が連携し、新たな外国人人材の受け入れを開始

山口産業と商船三井、外国人人材紹介で業務提携



株式会社商船三井は、山口産業とともに外国人材の紹介と受け入れに関する業務提携契約を結びました。この提携によって、山口産業は自社の需要に応じて外国人人材を採用する事業を強化することが期待されています。日本では労働力不足が深刻な問題となっている中、特に教育水準が高く、勤労意欲も旺盛なケニア人材に注目が集まっています。

ケニア人材の活用



2023年8月18日、初めて来日した2名のケニア人材が山口産業に就業を開始しました。1名はシステムエンジニアとしてプログラムの開発にあたる一方、もう1名は経営企画部門において、人材紹介事業の開拓に取り組みます。また、8月19日に行われたTICAD 9に関連したセミナーでは、ケニア人材の経験と潜在能力に関するパネルディスカッションが実施されました。

このセミナーには在日ケニア大使のモイ・ルモシラ氏も出席し、ケニア人が持つ高い技術力や適応力が評価される背景について言及しました。大使は、「この取り組みはケニアと日本の労働力協力をさらに推進する可能性を秘めている」と強調しました。

Project Linkの始動



商船三井は、米国のNPO団体であるLaMPの支援を受けて、「Project Link」というプロジェクトを2024年より開始します。このプロジェクトでは、現地の高い教育を受けた労働者が日本での就職機会を得られるよう、提供する取り組みです。これにより、アフリカからの労働者が日本企業に採用される可能性が広がります。

地域企業との連携



山口産業は、地域企業や自治体との連携を強化し、外国人住民の生活支援や日本語教育、多文化共生に向けた取り組みを推進しています。これにより単なる人材の受け入れを超え、地域全体の活性化を目指す方針です。

課題解決を目指して



現在、日本は東南アジア国などとの人材獲得競争が激化しており、労働市場の状況も変わりつつあります。商船三井は50年間にわたり外国人船員の育成に力を入れてきましたが、これからはアフリカの若い才能にも注目し、両国の社会課題を解決するための手立てを模索しています。2025年8月には、5名のケニア人が日本企業での雇用を決定しており、その増加が期待されています。

商船三井の取り組みは、外国人人材の活用と地域経済の活性化を同時に進めるものです。この新たな試みがもたらす影響により、国際的な視野を持った企業文化の育成にも寄与することでしょう。今後も多様な人材の受け入れを通じて、持続可能な社会の維持と発展を目指します。


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