新たな物流拠点の誕生
株式会社シーアールイーが手がける物流施設「(仮称)ロジスクエア鳥栖Ⅱ」が、2024年12月20日に佐賀県鳥栖市での開発を開始しました。このプロジェクトでは、九州全域をカバーするいわば広域物流拠点として、その効率的な運営が期待されています。
プロジェクトの詳細
「ロジスクエア鳥栖Ⅱ」の開発地点は、長崎自動車道「鳥栖」インターチェンジや九州自動車道「小郡鳥栖南」スマートインターチェンジに近接し、アクセスが非常に良好です。また、JR鹿児島本線の「鳥栖」駅から徒歩圏内という立地も魅力の一つです。このエリアは、九州自動車道、長崎自動車道、大分自動車道の交通システムの交差点に位置しており、地域の物流の要となるでしょう。
本プロジェクトの敷地面積は約26,000㎡に及び、将来的には約36,000㎡の倉庫としての利用を目指しています。施設の構造は鉄骨造の地上2階建てとして計画されており、竣工は2026年10月を予定しています。
物流施設の重要性
物流施設は、オンラインショッピングの浸透に伴い、その重要性が増しています。特に「ロジスクエア鳥栖Ⅱ」は、24時間稼働可能な立地に設置されるため、周囲には大規模な工場や倉庫が立ち並び、地域全体の物流効率を劇的に向上させることが期待されています。
この開発プロジェクトは2025年11月の着工を見込んでおり、シーアールイーが持つ多くのテナント企業との関係を最大限に活用し、各テナントのニーズに応えられるような施設設計を進めています。利用者の利便性を重視した開発を行い、持続的に物流の発展に寄与する方針です。
シーアールイーの取り組み
シーアールイーは、日本国内において物流不動産に特化した管理を行う企業として、約202万坪に及ぶ不動産の管理・運営を行っています。この実績により、同社は国内で最大規模の物流不動産管理会社として位置づけされています。物流施設に特化することで、テナントリーシングやアセットマネジメントなど、ワンストップでサービスを提供しています。
現在も物流施設の開発を進めており、9物件で総延床面積約17万坪のプロジェクトを推進中です。テナント企業とのリレーションシップを生かした設計には定評があり、最近の市場のニーズに応えた多様な機能を備えた物流施設の開発が進められています。
これからの展望
「ロジスクエア鳥栖Ⅱ」は、ただの倉庫ではなく、地域の物流ネットワークを支える重要な拠点としての役割を果たします。物流業界のニーズに応えつつ、地域経済との共生を目指した開発が進む中で、この施設がどのように地域に貢献していくのか、今後の動向に注目が集まります。