新たな居場所提案
2026-03-09 12:12:25

思春期世代が求める新たな居場所のかたちが浮き彫りに!

新たな居場所の必要性に迫るセミナー



2026年3月2日、認定NPO法人3keysが主催した第28回Child Issue Seminarが日比谷図書文化館で開催されました。このセミナーでは、思春期世代が直面する「生きづらさ」と彼らが必要としている「居場所」のあり方について、多様な視点から議論されました。基調講演や調査結果をもとに、現代の若者が求める居場所の形が明らかにされました。

基調講演:土井隆義氏が考察する現代の子どもたち



セミナーは筑波大学教授の土井隆義氏による基調講演から始まりました。土井氏は、青少年の不登校や自殺者の増加といったデータをもとに、若者が感じる「生きづらさ」の要因を探りました。経済や社会状況の変化が、子どもたちの意識や人間関係にどのように影響しているかを説明し、特に「10〜20年前とは異なる地殻変動」についての考察は、多くの参加者にとって深い示唆となったようです。

調査結果から見えた「非交流型」のニーズ



続いて、北海道大学の加藤弘道氏と早稲田大学の白田好彦氏が、全国の10代約4,000人を対象にした居場所に関するアンケート結果を発表しました。これによると、思春期世代の約1/3が「非交流型重視グループ」に分類され、秘匿性やひとりの時間を重視する傾向が強いことが分かりました。この結果は、従来のプログラム重視型の居場所とは一線を画し、思春期世代にとっての新しい支援のあり方を示しています。

5年間の取り組みと閉館の決断



第2部では、3keys代表の森山誉恵氏が、彼らが運営していた「非交流型・非プログラム型」の居場所であるユースセンターの実践報告を行いました。設立から数々の苦労を乗り越え、無事故・無事件で運営を続けた森山氏は、3月17日での閉館を決断したことを発表しました。会場には感情がこみ上げる瞬間もあり、彼の言葉には、これまでの取り組みの重要性を訴える意義が込められていました。

新たな居場所の設立計画について



港区の子ども若者支援部、矢ノ目真展氏が登壇し、2027年1月に立ち上げを予定している新居場所についての計画を説明しました。この取り組みは、3keysのノウハウを活かした公共事業であり、今後の展望に非常に多くの希望が寄せられます。彼はこの計画が実現することの意義や、支援の重要性を改めて訴えました。

トークセッションでの意見交換



最後に行われたトークセッションでは、さまざまな背景を持つ参加者が「非交流型・非プログラム型」の居場所の意味について語りました。地域や社会でどのような居場所づくりが必要なのか、それぞれの立場からの意見や感想が交換され、今後の展開のヒントが散りばめられる場となりました。

参加者の反響



参加者からは、「新しい形の居場所が魅力的」といった声や、子どもたちが困難を抱えている現状についての理解が深まったという感想が寄せられました。特に、支援の重要性への関心が高まっており、これを機に思春期世代への理解と支援が進むことが期待されます。

セミナーのアーカイブ動画は4月1日から配信予定で、より多くの人々とこの重要なテーマを共有する機会が提供されます。3keysは、すべての子どもが安心して育つ社会を目指し、今後も活動を続けていくことでしょう。


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