タコと食の未来
2025-09-08 15:41:07

タコの未来を考えるイベントが開催。食と海の関係を見つめ直そう

タコと食文化の未来を考える特別イベント



2025年9月30日、特定非営利活動法人アフリカ日本協議会と認定NPO法人ハンガー・フリー・ワールドの主催により、「世界食料デー」月間2025プレイベントが開催されます。このイベントは、私たちの食卓に欠かせない存在のタコにスポットを当て、タコが直面している様々な課題を一緒に考える機会です。

タコを取り巻く現状


最近、タコ料理が人気を集める一方で、実際には「タコ焼きなのにタコが入っていない」といった問題が話題になっています。この背景には、世界中でのタコ需要の急増と、日本への輸入依存が進行中であることが挙げられます。さらに、違法漁業や海洋環境の悪化といった深刻な問題も影を落としており、これらは魚介類の持続可能な供給に影響を与えています。

プレイベントの概要


このプレイベントでは、タコという身近な食材を通して、グローバルな視点から食と海の未来について議論を交わします。登壇するのは、水産業や人権問題に詳しい専門家たち。各々の立場からタコ漁や水産業、さらにその背後にある人権問題についても触れ、さまざまな視点からの情報交換が行われます。登壇者は以下のとおりです。

  • - 阿高 麦穂氏(OAFIC株式会社)
「世界でひっぱりダコ!人気高まるタコ料理」
世界各地の水産業技術支援に関与してきた専門家

  • - 松野 明久氏(西サハラ友の会)
「世界のタコ漁と人権」
著書『西サハラの奪われたタコ』の著者

  • - 西本 広幸氏(兵庫県漁業協同組合連合会)
「瀬戸内海で何が起きている?」
地域の海を豊かに保つための活動を推進

開催詳細


  • - イベント名: 世界食料デー月間2025プレイベント「8本足がつなぐ 私の食卓と世界、'ごちそう化'するタコの未来は?」
  • - 日時: 2025年9月30日(火)19:30〜21:00
  • - 会場: オンライン(Zoom)
  • - 参加費: 無料
  • - お申込み方法: 詳細は以下のURLをご覧ください
イベント詳細
お申し込みは9月30日12:00まで受け付けています。アーカイブ視聴希望の方も事前にお申し込みが必要です。

背景と目的


「世界食料デー」月間は、国連が定めた日を中心に食料問題に対する啓発を行う全国的なキャンペーンです。2008年の開始以来、単なる個人の努力だけでなく、構造的な課題と捉えるフードシステムの視点を重要視しています。
プレイベントは、これまでのポテトや豚肉、豆、胡麻といったシリーズに続く第5弾であり、タコを通じてアフリカや瀬戸内海など、多様な漁業の課題を浮き彫りにします。これにより、食品の人権、環境問題、経済などが交錯するフードシステムへの理解を深め、持続可能な「食」のあり方を模索していきます。

認定NPO法人ハンガー・フリー・ワールドについて


設立から25年以上にわたり、世界から飢餓をなくす活動を行うNGOです。日本を拠点にして、バングラデシュやベナン、ブルキナファソ、ウガンダなどで活動しています。彼らの目指すミッションは「全ての人に食料への権利を」。住民が持続可能な地域活動を推進できるよう支援を行っています。

このイベントを通じて、私たちの食卓に影響を与える世界的な課題に目を向けてみませんか?


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