岡部株式会社が発表した新工法「シアサイドプラス」
岡部株式会社(墨田区)は、2026年5月15日に新たな基礎接合部およびせん断補強工法「シアサイドプラス(シアボルトタイプ)」の発売を発表しました。この新工法は、日鉄エンジニアリング株式会社との共同開発によるもので、主に建設業界において柱脚のせん断力を効果的に補強することを目的としています。
シアサイドプラスの特長
この「シアサイドプラス」は、ブレースから発生するせん断力を柱脚だけでなく、補強部を追加することで効果的に処理します。具体的には、「シアボルト」と「シアプレート」から構成される補強部を柱脚に併設し、過剰なせん断力を基礎構造に確実に伝えることができるのです。この方法は、柱脚部と「シアプレート」間に充填するグラウト材を用いて耐力を補強するため、構造設計時の見直しを減少させることができます。また、柱脚工事との同時施工が可能であるため、建設現場の効率化に寄与します。
効率的な構造設計を支援
本工法の設計は、日本ERI株式会社から構造評価を得ており(評価番号:ERI-K23008)、500〜2000kNの補強耐力ラインナップが利用可能です。また、ベースパックおよびセレクトベースのアンカーボルト位置を考慮した標準仕様が整えられています。これによって、大型ブレース(6000kN級)の設計条件にも対応可能となり、現場の柔軟性をより高めています。
建設現場の進捗管理をサポート
さらに、「シアサイドプラス」は、現場環境において大型ブレースの使用が難しい場合でも、補強部の追加により構造計算の工数を抑制します。これにより、スムーズな現場進捗管理が実現し、構造設計担当者の業務負担軽減にも寄与することが期待されています。
今後の展望
岡部株式会社は、今後も市場のニーズに応じた製品開発を推進し、顧客に寄り添った技術の開発に取り組んでいくとしています。安全性や省人化、省力化を重視した技術開発を通じて、ますます高まる建設業界のニーズに応えるための努力を続けていく考えです。
製品の詳細情報については、カタログをご参照ください。また、ご不明な点は担当部門までお問い合わせください。