不正調査の新書
2025-12-03 14:49:17

企業不正調査の新たな視点を提供する書籍が登場

新刊『企業不正の調査実務<第2版>』のご紹介



株式会社KPMG Forensic & Risk Advisoryが発行する新しい書籍『企業不正の調査実務<第2版> -徴候の検知から調査技術、事後処理まで-』が、2025年12月2日にリリースされます。本書は企業不正に対処するための具体的な知識や技術を学ぶのに役立つ内容となっており、前版に引き続き、不正の性質や調査手順などが包括的に説明されています。

企業不正の多様化と複雑化



近年、多くの企業がさまざまな不正行為に悩まされています。特にIT技術やデジタル化が進む現代において、不正行為は単純なものではなくなり、より高度で複雑な手法が用いられるようになっています。そのため、企業は内部統制を強化するとともに、倫理的な文化を促進していく必要があります。これに加え、データ分析や技術の活用により、企業は不正検知に関する能力を高めていかなければなりません。

書籍の構成と新トピック



本書は11章から構成されており、それぞれに不正対応の重要な要素が詳しく解説されています。各章の内容は次の通りです。
1. はじめに - 不正対応の重要性
2. 不正の類型と手口
3. 不正の徴候
4. 初動対応
5. 不正調査の手続
6. 不正調査の技術
7. 不正調査のケーススタディ
8. 不正調査後の対応
9. 海外子会社などのクロスボーダー調査
10. M&Aにおける不正対応
11. 品質不正特有の問題

特に第6章と第10章では、データ分析とM&Aに関連した新しい視点から不正への対応策を提案しています。これにより、読者は企業の状況に応じた具体的な対応手法を学ぶことができます。また、品質不正に関する章は、今後の企業にとって重要なテーマであることを示唆し、企業運営の現実に即した内容となっています。

KPMG Forensic & Risk Advisoryの使命



KPMG Forensic & Risk Advisoryは、企業が不正から守るための多様なリソースを提供することを目的として設立されました。不正が発生した際には迅速かつ適切に対応できるよう、万全な体制を整えています。今回の書籍は、その一環として、企業にとって必要不可欠な知識を提供する役割を果たします。

まとめ



2012年の初版から続くこの書籍は、企業が直面する不正の現実について深く掘り下げ、具体的な対策を促す内容となっています。KPMG Forensic & Risk Advisoryが最新の環境に対応するために更新したこの第2版は、企業経営者やリスク管理担当者にとって必見の一冊です。定価は4,620円(税込)で、中央経済社からの発売です。企業不正への理解を深めるために、ぜひ手に取ってみてはいかがでしょうか。


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