株式会社キッチハイクが展開する「保育園留学」が、2025年12月9日に開催された「第5回 日本サービス大賞」で優秀賞と審査員特別賞のダブル受賞を果たしました。これは、同社が提唱する1~2週間の期間中、家族が地域に滞在し、子供が地元の保育園に通うことで地域と深く関わる新しい形の学び体験です。
日本サービス大賞とは
この賞は、公益財団法人日本生産性本部が主催し、優れたサービスを表彰するためのアワードであり、768件の応募がありました。その中から選ばれた受賞者の中には、家庭と地域とのつながりを重視した新たなサービスが目立ちました。
保育園留学の概要
「保育園留学」は、AI時代に必要な幼少期の学びを重要視し、子供が大自然や異文化と触れ合う機会を提供することを目的としています。このプログラムは、2021年に「世界一素敵な過疎のまち」として名を馳せる北海道厚沢部町から始まり、現在では全国約70地域に広がり、すでに1万名以上が参加しています。加入した家族には、単なる育児から一歩踏み込んだ新たな生活スタイルを享受できる選択肢が与えられ、地域経済にも貢献しています。
受賞理由
保育園留学の受賞理由として、以下の点が挙げられました。
1. 「子供、親、地域に活気と希望をもたらす三方よしの仕組」が確立されていること
2. 留学経験者との豊かなコミュニケーションによる新しい子育て文化
3. 過疎地域の課題解決に寄与する地方創生モデルの確立
4. 都心での子育ての悩みを解消するための二拠点生活を推進していること
今後の展望
キッチハイクは、受賞を契機に更なる地域との連携を強化し、「地域支社」の構想を進めていく考えです。また、企業向けに「子育て・働き方」に関するコンサルティングを提供し、持続可能な地域社会の実現を目指します。
代表者の声
代表取締役CEOの山本雅也は、地域と共に成長していくことに強い意欲を示しています。「この受賞は地域との共創の賜物であり、キッチハイクが掲げる2040ビジョンに向けての一歩です。」と語っています。
一方で、取締役の川上真生子は、子育てと仕事の両立を実現するための新たな組織文化の形成に期待を寄せ、「保育園留学が生んだ変化を社会の未来へと拡大していきます」と述べています。
最後に
保育園留学はただの教育プログラムにとどまらず、地域と家族が一体となる新しいモデルを築きつつあります。子育ての概念を変えるこの取り組みが、これからも多くの家族にとっての「Lifelong Gift」となることを願っています。地域の未来を見据えたこの新しいサービスから目が離せません。
お問い合わせや参加希望の方は、キッチハイクの公式サイトをご覧ください。