OPEReが資金調達
2025-06-24 11:27:43

医療界の新たなコミュニケーション改革、OPEReが4億円調達で前進

医療界の新たなコミュニケーション改革



株式会社OPERe(本社:東京都千代田区)が、プレシリーズAラウンドにて4億円の資金調達を実施したことが発表されました。OPEReは、主に医療機関向けの「ポケさぽ」という医療コミュニケーションプラットフォームを運営しており、今回の資金調達の目的はそのサービスの充実と成長を加速させることにあります。

資金調達の背景と目的



OPEReのミッションは、「Renewing Operations. 意思決定をよりよく、エンゲージメントをより高く。」というもので、医療者と患者間のコミュニケーションの改善を掲げています。日本の医療現場での多忙さは日々増しており、医療者は限られた時間の中で、患者への説明や情報提供の業務に追われています。こうした課題を解決するために、OPEReは「ポケさぽ」の機能を強化し、より効率的なコミュニケーションを可能にすることを目指しています。特に、病院向けのサービスとして急成長を遂げている「ポケさぽ」は、多くの急性期病院で導入されています。

「ポケさぽ」では、患者がスマートフォンを利用して医療者からの説明を動画やメッセージで受け取ることができ、入院日や検査日を基にした半自動のコミュニケーション機能を備えています。これにより、医療者は業務負担を軽減しながら、患者により良い情報提供ができる環境が整います。また、アナムネや問診機能の追加により、患者は自宅から必要な情報提供を行えるため、より効率的な医療サービスが実現されます。

OPEReの主力事業「ポケさぽ」



「ポケさぽ」では、医療者と患者間の情報提供の効率化に向けた取り組みを進ないます。具体的には、患者がスマートフォンを使い、必要な医療情報を受け取ったり、自身の状態についての回答をデジタルで行える機能を提供しています。これにより、医療者は患者の理解度を定量的に確認できるだけでなく、説明業務も効率化され、医療現場のコミュニケーションの質を高めることができます。

さらには、製薬企業や医療機器企業と連携を深め、医療者がより適切な判断を下すための情報提供も行っています。OPEReは、こうしたデジタルエクスペリエンスの最適化を目指して、今後もサービスの向上に取り組んでいくでしょう。

CEO 澤田優香の想い



OPEReの代表取締役CEOである澤田優香氏は、今回の資金調達を非常に喜ばしい出来事として受け止めています。「私たちの信念に共感してくださった多くの方々に感謝申し上げます。患者を第一に考える医療者からの情報提供が、何よりも重要です」と述べ、今後のサービス向上に向けた具体的なビジョンを持つことを強調しました。

資金調達により、OPEReはさらなるサービスの開発と提供体制の強化を図ります。特に、生成AIなどの最先端技術を駆使し、患者と医療者のコミュニケーションをより強固なものにするためのイノベーションを追求していくとしています。

なお、OPEReは今後のさらなる成長に向けて、人材の採用にも力を入れる予定です。オンラインMeetupイベントも開催され、OPEReの成長に寄与する仲間を募集中です。

期待される未来



今回の資金調達により、OPEReはただ医療の現場を支えるだけでなく、医療従事者の働きやすい環境作りをも目指していきます。患者と医療者との間に確固たる信頼関係を築くための新しいコミュニケーションの形を提供することで、医療業界全体の改革を促進することが期待されます。OPEReの今後の動向に注目です。


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