看護現場の心温まる物語が集まる「ナース漫画大賞2025」の結果発表
看護師および看護学生のためのコミュニティ「ナース専科」が主催する「ナース漫画大賞2025」の受賞作品がついに発表されました。看護現場での実体験に基づいたエピソードが応募され、感動的なストーリーが多数集まりました。このイベントは、看護の現場での様々な体験や思いを漫画という形式で表現し、看護師や看護学生が抱える課題を共有し、共感を得ることを目的としています。
「ナース専科」は、看護師や看護学生が集まり、互いに悩みを相談できる掲示板や最新の看護ニュース、国家試験対策の情報を提供しているプラットフォーム。2025年5月末には、会員数が140万人に達しました。このコミュニティは、2014年から看護師の体験談を募集し、掲載してきた歴史があります。2018年からは、その体験談をより多くの人に届けるために漫画形式を取り入れ、「ナース漫画」として発信しています。これまでに1,600件以上の作品がInstagramで公開されています。
大賞受賞作品の魅力
エピソード大賞
「ナース漫画大賞2025」では、看護現場における3つの視点からエピソードを募集しました。看護師視点の「忘れられない患者さん」、患者視点の「忘れられない看護師」、そして看護学生視点の「忘れられない看護実習」の部門に分かれ、それぞれが特別なストーリーを持っています。
1.
看護師視点の「忘れられない患者さん」部門
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大賞作品: 「患者さんの5分、私の5分」
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この作品では、一人の看護師が犯した苦悩と、患者とのコミュニケーションを通じて学び成長する様子が描かれています。患者の気持ちに寄り添うことの重要性が強調され、感動的なエピソードとなっています。
2.
患者視点の「忘れられない看護師さん」部門
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大賞作品: 「一人の人として」
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患者としての経験をもとに、人としての接し方を大切にする看護師の存在がどれほど大切かを描き出しています。この作品は、医療現場の温もりを伝えており、出来事を通じて心に響くメッセージを届けています。
3.
看護学生視点の「忘れられない看護実習」部門
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大賞作品: 「初めての『ありがとう』」
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看護学生の実習中に経験した心温まる瞬間を描いたこの作品は、医療現場でのコミュニケーションの大切さを教えてくれます。患者とのつながりが育まれる瞬間が印象的です。
ナース漫画大賞
この賞では、過去1年間に掲載されたナース漫画の中から、最も人気のあった作品が選ばれます。選考は読者の投票によって行われ、特に閲覧数が多かった作品が候補に挙がります。
- - 大賞作品: 「看護師がつないだ、奇跡の面会」詳細はこちら
家族の生と死に向き合い、看護師が果たした役割が感動的に描かれています。この作品を読んだ人々は、看護師の重要性を再認識し、深い感動を覚えたとコメントしています。
まとめ
「ナース漫画大賞2025」は、看護師たちの経験を漫画として紡ぎ出すことで、業界内のリアルな声を伝える場となっています。受賞作品は、今後も多くの人々に感動と学びを提供し、看護という職業の価値を再確認するきっかけとなることでしょう。これからも、看護師たちのリアルなストーリーが漫画を通じて伝わり続けることに期待しています。