新作展「天辺」による王培の世界
日本画家・王培(わん・ぺい)による新作展「天辺」が、2026年5月26日から6月8日まで銀座のナカジマアートで開催されます。20年以上にわたり日本の地で画業を続けてきた王培は、母国・中国の子どもたちの姿を繊細に描き続けてきました。本展では、彼女ならではの母親の視点から子どもたちの様々な感情が表現された作品が多数披露されます。
王培は、特に中国の山岳地帯の厳しい環境で育つ少女や、伝統文化を守りながら生きる少数民族の子どもたちを描いてきました。彼女の作品には、故郷を離れた自らの不安や葛藤が映し出されており、単なる景色や人物を絵画として表現するのではなく、より深い感情に触れることができます。
子どもたちの内面を深く掘り下げる
2019年に母になった王培は、子育てをする中で新たな視点を得ました。「子どもたちを見ると、人間の本質を理解できる」と彼女は語ります。大人になった今でも、彼女は子ども時代の感受性や純真さ、そこから得られる瞬間の感動を大切にし、日常の中に存在する喜びを描いていきたいと考えています。
王培の作品は、子どもたちの表情や姿勢に秘められた力強さや切なさを巧みに表現しています。また、彼女が描く子どもたちは、単なる対象ではなく、自らの内なる子どもとしての再発見を促してくれる存在でもあります。このような視点で描かれた作品を見ることで、多くの人がそれぞれの幸福や喜びを再確認できることでしょう。
展覧会の見どころ
新作展「天辺」では、空を思わせる青を基調とした作品が数多く展示されます。王培は自身の自画像として子どもを描くことを目指し、観る者に深いメッセージを届けます。展覧会には、過去の作品も並び、王培の20年にわたる活動の軌跡をひも解くことができます。
さらに、会期中には限定のオリジナルシールやワークショップ「人物の肌色を作ろう・描こう」が実施されます。このワークショップは、より多くの人に日本画の魅力を体感してもらうための特別な機会です。
会場の魅力
銀座のナカジマアートは、1995年の開廊以来、日本画を中心とした優れた作家の作品を発信してきました。王培との縁は、彼女が学生だった頃に遡ります。大学の研究に訪れた東京で、初めてナカジマアートを訪れたことが彼女にとっての出発点となりました。本展は、彼女にとって8回目の個展であり、日本画家としての歩みを振り返る重要な機会となります。
王培の作品は、私たちに子どもたちの美しさや強さ、日常の中にある小さな幸せを再発見させてくれます。新作展「天辺」で、ぜひ彼女の優れたアートを通して新たな感動を体験してください。
開催概要
- - 展覧会名: 王培(わん・ぺい)新作展「天辺」(てんぺん)
- - 会期: 2026年5月26日(火)~6月8日(月)
11:00-18:30(会期中無休)
〒104-0061東京都中央区銀座5-5-9アベビル3階・5階
この機会にぜひ、王培の作品を見に足を運んでみてください。彼女の描く子どもたちの姿から、きっと新たな視点や気づきが得られることでしょう。