株式会社オルツ、音声統合技術の特許取得で業界に革新をもたらす
株式会社オルツ(本社:東京都港区、代表取締役:米倉 千貴)は、最近、マルチデバイス環境下における音声の話者識別技術に関する特許を取得しました。この特許は、複数のユーザー装置から受信した音声を統合し、単一の会話記録を形成することで、記録の効率性と精度を飛躍的に向上させるものです。2025年3月21日に特許登録され、特許番号は第7653658号です。
技術の概要と利点
取得した特許は、特にマルチデバイス環境において、複数の音声入力を管理するための新しいシステムです。従来の会話記録システムでは、重複した音声データが記録される問題や、話者の誤識別による間違った記録が発生していました。この特許技術は、そんな課題を効果的に解決します。
具体的には、各デバイスが自動的に音声の話者を判別し、最適な音声ソースからのみデータを保存します。これによって、冗長な情報を排除し、高品質な会話記録を生成することが実現します。特定のユーザー装置からの音声データを分析し、その話者がその装置の正当なユーザーであるか、自動で判断するのがこの技術の核心です。
実績と今後の展開
この技術は、同社の音声認識及び会議記録サービス「AI GIJIROKU」に実装されています。このサービスは、既に9,000以上の企業や教育機関で利用されており、高精度な議事録作成を実現しています。さらに、本特許技術は、オルツが目指しているP.A.I.(Personalized Artificial Intelligence)の実現にも寄与します。
オルツは、この特許取得を契機にさらなる機能追加や精度向上に向けた開発を進めていきます。今後は、より直感的で効果的なコミュニケーションプラットフォームの開発に注力し、高品質なライフログの収集を促進することで、P.A.I.の精度向上を図る予定です。また、この技術を社会に還元するため、さまざまなビジネスパートナーとの連携にも積極的に取り組む考えです。
株式会社オルツについて
2014年11月に設立された株式会社オルツは、「P.A.I.」やデジタルクローンの開発を通じて、人々の非生産的労働からの解放を目指しています。AIを活用した音声認識技術により、「AI GIJIROKU」を筆頭に多様なソリューションを展開しています。デジタルクローンやAIソリューションの提供を総合的に行い、多くのビジネス上の課題を解決しています。
お問い合わせ先
オルツの広報担当、西澤にご興味のある方は、以下のメールアドレスにご連絡ください。
e-mail:press@alt.ai
オルツの特許取得と技術革新は、音声記録の未来を変える可能性を秘めています。今後の進展に大いに期待しましょう。