伝統と革新の展覧会
2025-12-11 12:52:30

伝統と革新が交差する「TRADITION for TOMORROW」展が京都で開催

京都で開催される「TRADITION for TOMORROW」展



2026年の2月7日から3月22日まで、京都市左京区の京都伝統産業ミュージアムで第2回「TRADITION for TOMORROW」展が開催されます。この展覧会は、京都の伝統産業が育んできたものづくりの魅力を未来へとつなげることをテーマに、全国から送られた応募作品の中から選ばれた約70点が展示されます。

展覧会の見どころ


1. 多彩な入選作品
- 国内外から集まった138の応募の中から選ばれた約70点。特に職人や作家だけでなく、学生たちの作品も見所です。
2. 年齢層のバラエティ
- 参加者は10代から70代までと多様で、最年少が19歳、最年長は76歳。これにより異なるバックグラウンドからの視点が反映された作品が揃います。
3. オーディエンス投票
- 来場者による「オーディエンス賞」の選考が行われ、観客が選んだお気に入りの作品に投票ができます。
4. 特別プログラム
- 2月8日には京都市交響楽団の70周年記念アンサンブルコンサート「工芸」の音楽会が開催され、音楽と工芸が共演します。

入選作品の紹介


本展は、京都にゆかりのある作り手を対象とした「職人・作家部門」と、芸術系の大学生や専門学校生を対象とした「学生部門」とに分かれ、それぞれから選出された作品が展示されます。特に学生部門では約9割が20代という構成で、若い世代の意欲的な挑戦が目立ちます。一方、職人・作家部門では長年の経験に基づいた深みのある技術が発揮されます。また、今回は宮城から沖縄にまで及ぶ地域からの作品応募があるなど、全国的な広がりを見せました。

今年度のテーマ


「守・破・創(しゅ・は・そう)」が今年のテーマです。伝統工芸の技術や価値観を守りながらも、既存の枠を打破し、新しい価値や表現を創出することを目指しています。これにより、古き良きものが時代の変化に適応し、新たな工芸の可能性が生まれることを期待しています。

オーディエンス投票について


入場した来場者は、観覧券購入時に投票用紙を受け取ることができます。希望する作品を選んで投票することで、次世代の伝統工芸を支えることができます。投票期間は2026年2月7日から3月8日までです。

特別音楽会のお知らせ


2月8日(日)には、京都市交響楽団による特別なアンサンブルコンサート「工芸」の音楽会が開催されます。このコンサートは、展示空間の中で音楽を楽しむという新たな試みで、入場者は観覧料で鑑賞することができます。

開催概要
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会期 2026年2月7日(土)〜3月22日(日)
開館時間 10:00〜18:00(最終入館17:30)
休館日 2月15日(日)、2月24日(火)
会場 京都伝統産業ミュージアム
観覧料 一般500円、小中高生400円など

この機会に、伝統と現代の交差点である「TRADITION for TOMORROW」展へ訪れ、新しい発見とともに、未来の京都伝統工芸を感じてみてはいかがでしょうか。


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