第15回 フロンティアサロン 永瀬賞贈呈記念 サイエンスセミナー
2025年9月26日(金)、東京にて「第15回 フロンティアサロン 永瀬賞」を受賞した研究者による特別講義、「サイエンスセミナー」が開催されます。本イベントは高校生を対象に、世界で活躍する研究者たちの最新研究やその社会への影響について学ぶ貴重な機会です。
フロンティアサロン 永瀬賞とは?
この賞は、将来のノーベル賞候補となる若手研究者を対象にしたもので、毎年数名の優れた研究者が表彰されています。最優秀賞には3,000万円、特別賞には1,500万円が副賞として授与され、科学技術界に多大な貢献をしている若き才能を支援します。
今年の受賞者
2025年の最優秀賞は、東京大学の楊井伸浩教授、特別賞は東北大学の小澤知己教授に贈られます。両教授はそれぞれ専門分野で国際的に評価されており、その研究内容は科学界にとどまらず、未来の技術革新へもつながるものとなっています。
セミナー内容
今回のセミナーは、以下の2名による講義が行われます。
楊井伸浩教授による講義:量子の時代における化学者の挑戦
楊井教授は光化学の専門家であり、量子の時代に化学者が果たすべき役割について講じます。ナノサイズの分子の構造を設計し、生命現象を量子センシングできる手法を開発しています。非常に先進的な内容で、受講する高校生は明日の科学技術の未来を感じることができるでしょう。
小澤知己教授による講義:トポロジーが拓く物理の地平
小澤教授は、物質の特性を探究する物性物理学の研究者で、数学の「トポロジー」を使って物質や次元を超える性質を研究しています。未来の光デバイスや量子コンピュータの基礎を形成する可能性のある内容について、学生たちに紹介されます。
参加者募集
参加対象は、東進ハイスクール、東進衛星予備校、早稲田塾に在籍する高校生です。セミナーは約1,000名以上の高校生が参加し、後日全国の東進にも映像配信される予定です。それにより、遠く離れた高校生も最新の科学に触れる機会が得られます。
このサイエンスセミナーは、高校生にとって自らの将来を考える良いきっかけとなるでしょう。科学の最前線に立つ研究者たちの話を聞き、彼らの情熱や研究への姿勢を学ぶことができる絶好の機会です。お見逃しなく!
フロンティアサロン財団について
フロンティアサロン財団は、日本の未来を担う若手研究者を支援するために設立され、定期的に講演会を開催。これからの時代を担う才能を育てるためのプラットフォームを提供し続けています。