背景と目的
港区では、市民や働く人々の健康づくりと健康意識の向上を目指した取り組みが推進されています。産官学の連携を強化し、健康を意識したライフスタイルを自然に取り入れられる機会を創出することが重要とされています。特に竹芝エリアでは、多様な主体が参画し、地域の魅力を高める活動が進行中です。東急不動産は、2024年3月に東京ポートシティ竹芝を舞台にする官民連携の協定を締結し、その一環として「健康を基盤にした価値創造」に挑んでいます。
産官学連携の構成と役割
この健康促進プロジェクトには、東急不動産、竹芝エリアマネジメント、慶應義塾大学薬学部、日東興業、港区の5つの組織が参画しています。
- - 東急不動産:プロジェクトの運営を担当し、連携の場所を提供。
- - 竹芝エリアマネジメント:健康に関するアンケートを実施し、企画の情報発信を担当。
- - 慶應義塾大学薬学部:アンケートデータの分析を行い、メニュー開発を担当。
- - 日東興業:開発されたメニューを監修し提供。
- - 港区:産官学の連携を促進する調整役を担います。
メニュー開発のプロセス
慶應義塾大学薬学部では、医療に必要な知識とともに、学生に社会問題を発見し解決する力を育むことを重視しています。地域の健康に寄与するため、学生たちが自ら地域課題をテーマにしたメニューを開発しました。特に、健康診断データの分析を基に、「健康を意識しやすい食事」の需要に応え、辛い疲労や肩こり、腰痛を緩和するメニューとして生姜を採用。生姜を活用した新しいフレンチトーストのメニューを考案しました。
提供メニューの詳細
提供される「Ballad フレンチトースト」は、自家製アパレイユを使った香り高いフレンチトーストに、国産生姜エキスの自家製シロップをかけて提供。生姜は学生が選んだ食材で、やさしい味わいとともに、無理なく健康を意識できるよう配慮されています。提供期間は2026年3月2日から4月28日までで、価格は750円(税込)です。このメニューは東京ポートシティ竹芝内のballad the labで楽しむことができます。
プロジェクトの成果
この取り組みの継続的なアンケートによると、活動の成果として多くの参加者からの高評価を得ています。「満足」以上の評価が7割を超え、食後のリフレッシュ感を感じた方も多数。在宅勤務が増えた中で、今後は「腸活」や「睡眠の質向上」といったテーマに関心が寄せられていることも明らかになりました。
今後の展望
今後は健康意識を高めるプロジェクトを継続し、引き続き産官学連携に基づく新たなメニュー開発や活動を推進します。港区と慶應義塾大学薬学部が持つ知見を活用し、地域課題に対してより多角的にアプローチすることで、皆が健康を意識しやすい社会を目指します。これからも、健康をテーマにした取り組みが進化し続けることに期待が寄せられています。