ルームズとネオフレームが業務提携
最近、株式会社ルームズとネオフレーム株式会社が業務提携を結び、映像市場における新たな価値創出を目指しています。この提携は、日本国内のプロダクトプレイスメント業界を牽引するルームズの専門性と、ネオフレームが開発したインタラクティブ動画技術「Tig」、さらに独自の行動データ解析を融合することを目的としています。
この技術により、動画コンテンツの視聴者に対して、興味を持った商品や情報へのアクセスを格段に向上させ、映像作品からの商品の購入をスムーズにする仕組みを構築することが可能になるでしょう。
新しい映像の楽しみ方
プロダクトプレイスメントは、映像作品に商品を自然に組み込むマーケティング手法ですが、特に海外ではテレビドラマなどで使用された商品が急激に売上を伸ばすケースが多く見られます。しかし、日本では放送権やステルスマーケティングの規制などにより、この手法が扱いにくい状況が続いていました。しかし、最近の動画配信サービスやショートドラマの人気上昇に伴い、視聴環境やニーズが変化してきています。
ルームズとネオフレームは、このように急速に変わる市場環境を好機と捉え、業務提携を結びました。「Tig」技術を駆使して、視聴者が直接商品情報にアクセスできることにより、映像と購買体験との結びつきを深め、新たなビジネスモデルの構築を目指します。
インタラクティブ動画技術「Tig」
「Tig」は、視聴者が動画内の任意の情報に簡単にアクセスできるように設計されたインタラクティブ動画技術です。視覚的に分かりやすいインターフェースにより、ユーザーは興味のある情報をタップまたはクリックするだけで、詳細なデータや購入先にアクセスすることができます。この技術はプロダクトプレイスメントと密接に連携し、新しい購買体験を創出することを目指しています。
提携の意義
この業務提携による主な取り組みは以下の通りです。
1.
新たなエンターテインメントの創造: プロダクトプレイスメントとテクノロジーを組み合わせて、映像の楽しみ方を拡大し、視聴者にとってのより魅力的な購買体験を提供します。
2.
新しいビジネスモデルの開発: 広告主や制作会社に新しい収益の道を提供し、映像制作の持続可能性を高めるための新しい収益構造を構築します。
3.
パートナーシップの拡大: 各種企業と連携を強化し、ログを確立するためのパートナーシップを拡大していきます。これにはメディアプラットフォーマー、タレントエージェンシー、映像制作会社、ECプラットフォームなどが含まれます。
両社のメッセージ
ルームズの代表取締役、川口真司氏は「すべてに全力を尽くす」という企業の理念に基づき、視聴者の消費行動の変化に迅速に対応し、新しいサービスを提供していく考えを示しました。また、ネオフレームの小林道生代表取締役も「視点を変える、未来を創る」というビジョンを掲げ、この協業を通じて新たな映像市場を作る意欲を見せました。
マテリアルグループの背景
マテリアルグループは、あらゆるビジネスのコミュニケーションを支援する専門集団で、パートナーとなる企業と共に課題解決に向けて取り組んでいます。このグループは、各社の強みを生かし、ブランドと関係者との望ましい関係を築くための様々なコミュニケーション事業を展開しています。
この提携がもたらす可能性に期待し、新たな映像体験と購買の未来を楽しみにしたいと思います。