日本式運転教育拡大
2025-08-17 10:30:56

日本式運転教育がベトナム全土に拡大!羽生モータースクールの新展開

日本式運転教育がベトナム全土に拡大!



埼玉県羽生市に拠点を置く有限会社羽生モータースクールと、徳島県徳島市の株式会社広沢自動車学校が、ベトナム・ホーチミン市で最大規模の自動車教習所を運営するTRAM ANH Groupと戦略協定を結びました。この協定により、ベトナム全土で日本式の運転教育を展開することが可能となりました。

特定技能制度とその背景



特定技能(自動車運送業)制度の導入は、日本の物流業界の深刻な人手不足の解消を目指し、外国人ドライバーを受け入れる新たな枠組みです。2024年12月からこの制度が施行され、5年間で約2.45万人の外国人ドライバーを受け入れる計画ですが、その実現には、日本水準の安全運転をどのように教えるかが大きな課題となっています。

教育プログラムの内容



協定に基づき、羽生モータースクールと広沢自動車学校は、ベトナム国内にいる段階から日本式の学科と実技の教育を提供します。教育のカリキュラムは、運転方法の違いや技能確認のポイントを中心に構築され、約10時間の実車教育を通じて、ベトナム人が来日後にスムーズに運転免許を取得できるようサポートします。

現地指導と教習所の設備



ホーチミン市最大の教習所「HocMon運転免許教習所」では、日本人指導員が育成したベトナム人指導員が、現地の教育を実施。教習コースは日本式にカスタマイズされ、特に左側通行の運転に慣れるための配慮がなされています。本プログラムには専用の教科書や教習原簿が使用され、修了者には修了証が授与されます。

日本式運転教育の必要性



羽生モータースクールでは、外国人ドライバーに特化した運転教育が行われており、特に昨今では外国籍の入校生が増加傾向にあります。つまり、特定技能制度の施行に向け、新たな教育プログラムを整備する必要があるのです。この80時間以上の教育を受けることで、ドライバーが日本に来た際の免許取得の短期化や、事故発生率の低下が期待されています。

各団体の特徴と展望



羽生モータースクールは、1954年の創業以来、職業ドライバーの育成に力を入れており、特に大型免許取得の実績が豊富です。広沢自動車学校は、徳島県での分野で最大の入校生数を誇る教習所で、交通安全の意識を高める取り組みが評価されています。TRAM ANH Groupはホーチミン市内で3つの教習所を運営し、年間7000人以上の卒業生を輩出しています。

このように、羽生モータースクールと広沢自動車学校は、ベトナム国内での日本式運転教育の提供により現地ドライバーの安全性を向上させ、日本における外国人ドライバーの運転技術の質を向上させることを目指しています。今後の展開が大いに期待されるでしょう。


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