荏原製作所「EBARA-D3」とモンスターラボの挑戦
製造業のデジタル化は、今や多くの企業にとって必須のテーマです。株式会社モンスターラボジャパンは、その進化を支える重要なパートナーとして、株式会社荏原製作所が発表した製造DXプロジェクト「EBARA-D3」の支援に携わることとなりました。今回は、このプロジェクトの目的や特徴、モンスターラボの具体的な支援内容についてご紹介します。
プロジェクト背景
荏原製作所は、製造業の根本的な価値を見直すために、2025年を見据えた独自の製造DXプロジェクト「EBARA-D3」を立ち上げました。このプロジェクトでは、ものづくりにおける「知識」「技(技術・技能)」「哲学」の三つの柱を再確認し、それらをデジタル技術を駆使して未来へと伝承していくことを目指しています。企業の成長には、デジタルとリアルの融合を図り、次世代の製造業を見据えた改革が欠かせません。
「EBARA-D3」の概要
「EBARA-D3」は、「デジタルトリプレット」という新しい概念に基づいており、3次元空間の中で製造に必要なデータを「知識」、「技」、「哲学」と共に再構築します。このプロジェクトは、非構造化・構造化データを扱うためのデータプラットフォーム「Beyondverse」と、製造に関する知識を集約するプラットフォーム「DOJO」から成り立っています。これにより、AIを駆使して客観的なデータ分析を行い、全社のナレッジを一元的に管理しつつ精度の高い業務を実現します。
モンスターラボの役割
モンスターラボは、「EBARA-D3」の中核である「DOJO-Works」の開発を通じて、荏原製作所のデジタル変革を支える重要な役割を担っています。「DOJO-Works」は、工場内の作業者のスキルを可視化し、効率的に管理する社内向けの学習管理システム(LMS)です。このシステムにより、作業者と管理者が協力して教育メニューや成長計画を作成し、計画的な育成を可能にします。
モンスターラボはこのプロジェクトに向けて、多才な専門家から成るチームを結成し、UX設計からソフトウェア開発までの幅広い領域で支援を行っています。その結果、現場に即した柔軟な学習環境を整え、技能育成のスピードを加速させています。
企業紹介
モンスターラボジャパンは、世界12カ国以上でデジタルコンサルティングとプロダクト事業を展開するグローバルな企業グループの一環です。東京・渋谷に本社を構え、デジタル領域のさまざまな課題にアプローチし、戦略の策定から体験設計、開発、運用の各分野で変革をサポートしています。顧客のニーズに応えるため、最新のテクノロジーを適用し、業務の進化を共に実現しています。
「EBARA-D3」に関わることで、モンスターラボは製造業の未来を形作る一翼を担い、その取り組みを通じてさらなる成長を目指します。詳しい情報は、公式サイトを御覧ください。
まとめ
製造業のデジタル化は、時代の流れです。モンスターラボの支援によって、荏原製作所は「EBARA-D3」を通じて、その変革を加速させ、次世代の製造業に向かわなければなりません。デジタルとリアルの融合が進む中で、さらに多くの企業がこの動きに続いていくことでしょう。