「ゴミ拾い仙人」吉川充秀が発表したゴミュラン五つ星ランキングの全貌

日本初の「ゴミ拾い仙人」吉川充秀が贈るゴミュラン五つ星ランキング

奈良県での美しい風景を見せる中、全国各地で「ゴミ拾い」活動を行う吉川充秀氏が自身のアプローチで編纂した「ゴミュラン五つ星ランキング」を発表しました。これは、彼が10年間で約130万個のゴミを収集した経験に基づき、全国47都道府県の観光地や繁華街など、400ヶ所以上の場所を訪れた成果をまとめたものです。このランキングは、各地のゴミの状況を可視化し、地域の清潔の価値を高めることを目的としています。

ゴミ拾い活動の歩み

吉川氏は、群馬県太田市に本社を構える株式会社プリマベーラの会長であり、ゴミ拾い活動を10年にわたって続けてきました。彼は毎週、また旅行先でも積極的にゴミ拾いを行い、その数は驚異の130万個に達しています。このような行動は、ただの趣味を超え、彼のライフワークとなっています。

ゴミュランの評価基準

「ゴミュラン五つ星ランキング」の評価は、吉川氏自身の経験に基づいています。一分間に何個のゴミが拾えるかで評価を行い、上から★5（20個以上）が最高評価、★1が2個以下という形で9段階の評価に分かれます。これにより、各都道府県や観光地のゴミの量を定量的に捉えることができるのです。

ゴミの少ない観光地

ランキングの中で特に注目すべきは、ゴミの少ない観光地です。沖縄県の大石林山は、90分の間ゴミが見つからない唯一の観光地として★5を獲得しました。そのほかにも、北海道の大雪山や長野県の上高地も上位にランクインし、観光客が少なくても自然が保たれている美しいエリアが多くあります。

ゴミの多い観光地

一方、ゴミの多い観光地に関しては、東京都の新宿歌舞伎町が堂々の1位。吉川氏と共に行ったゴミ拾いでは、35分の努力で5袋のゴミが集まったといいます。大阪の西成や新大阪駅周辺も、そのゴミの量に驚かされる内容です。

都道府県別の傾向

興味深いのは、都道府県別のランキング。奈良県がダントツで美しさを誇り、ゴミの少なさでは他県を引き離しています。対照的に、大阪府はゴミの多さで1位を獲得。県の特性が如実に表れています。

吉川充秀の挑戦

2024年12月には国内全ての都道府県でのゴミ拾い活動を達成し、さらに2025年以降は世界の7大陸でのゴミ拾い旅行に挑戦する予定です。彼のビジョンは、世界中の観光地でも同様の環境美化を促進し、社会全体での意識改革を図ることにあります。

ライフワークとしてのゴミ拾い

吉川氏は、自身の活動を通して「ゴミ拾いが人生に魔法をかける」と語ります。これは、ゴミ拾いをすることで得られる満足感や人とのつながり、そして地元への貢献感から来ています。

彼は著書『ゴミ拾いをすると、人生に魔法がかかるかも♪』を出版し、このメッセージを広めています。日本国内のみならず、今後は国際的な活動も視野に入れつつ、持続可能な社会への道筋を築いていくことでしょう。