森トラスト、ニューヨーク・マンハッタンの35ハドソンヤードを取得し新たなステージへ

森トラストが手に入れた35ハドソンヤード — ニューヨークでの新たな章の始まり

2025年11月18日、日本時間にて森トラスト株式会社が米国子会社を通じてニューヨーク・マンハッタンの「35ハドソンヤード」の区分所有権を取得しました。この物件は、オフィス、ホテル、リテールを兼ね備えた大規模複合ビルであり、森トラストの米国における12棟目、さらにニューヨークでは2棟目の取得となります。この取得によって同社の海外不動産投資戦略が一層強化されることが期待されています。

35ハドソンヤードの魅力

「35ハドソンヤード」はマンハッタンの西側に位置する大規模開発の一部で、周囲には商業施設や文化施設が一体的に整備されています。この地域は今後も住宅や緑地の整備が進むため、さらなる発展が見込まれるエリアです。特に注目すべきは、全米を代表するフィットネスブランドであるエクイノックス社が運営するウェルネスホテル「エクイノックス・ホテル」が本物件に入居している点です。エクイノックスは、豊かな自然素材を使用した心地よい宿泊体験を提供し、質の高い睡眠環境にも力を入れています。

客室には、遮光性、遮音性に優れた設計が施されており、馬毛や海藻といった天然素材の寝具が揃っています。また、睡眠科学者と共同で開発した「スリープラボ」付きの特別な客室では、冷水やスチームシャワー、アロマを使用した健康的な睡眠環境が整えられています。こうした特徴は、健康志向の宿泊客に非常に支持されています。

最高のロケーションとアクセス

マンハッタンは経済と文化の重要なハブであり、特に「ハドソンヤード」はその中でも注目のエリアです。交通の便も非常に良く、地下鉄7番線がグランドセントラル駅につながり、ペンシルベニア駅からも近いという便利さが魅力です。さらに、このエリアでは民泊規制の施行が進んでいるため、既存ホテルの需要も高まると予測されています。

森トラストのビジョンと未来

森トラストは中長期ビジョン「Advance2030」に基づき、2030年までに約1兆2,000億円の投資を目指しています。35ハドソンヤードの取得も、その戦略の一環であり、安定した資産ポートフォリオの構築を追求しています。今後も「安定性」「持続性」「成長性」を重視した不動産投資を推進し、魅力的なエリアでの事業展開を見据えています。

まとめ

ニューヨーク・マンハッタンにおける35ハドソンヤードの取得は、森トラストの海外における事業の新たなステップを意味します。特に、ウェルネスをテーマとするエクイノックス・ホテルの存在は、訪れる人々に新たな体験を提供し、今後さらに注目を集めることになるでしょう。土地の特性を活かした開発とともに、これからの展開に期待が高まります。