新たな住まいのスタート!習志野台三街区住宅団地の建替完了
習志野台三街区住宅団地のマンション建替事業がついに完了し、『リビオシティ船橋北習志野』として新たな生活空間が誕生しました。日鉄興和不動産、三菱地所レジデンス、東京建物、長谷工コーポレーションの4社が参加し、1972年に竣工した団地の再生を目指しました。
プロジェクトの歴史と背景
この住宅団地は、1967年8月に竣工し、当初は鉄筋コンクリート造の5階建て、318戸の住居がありました。年月が経つごとに、居住者の高齢化や設備の老朽化が進み、特に耐震性の不足が懸念されるようになりました。さらに、エレベーターが設置されていなかったため、これらの問題を解消する目的で建替えが検討されました。
2016年には建替え推進の決議が可決され、これに続いて様々な手続きが行われました。地域コミュニティと権利者との対話を重視し、合意形成を行いながら、スムーズに事業を進めていきました。
新たに生まれ変わった住まい
『リビオシティ船橋北習志野』は、地上7階建てで4棟構成、総戸数は488戸に及びます。大規模なプロジェクトならではの魅力として、約1,900㎡の広大なコミュニティガーデンを設けるなど、住環境を豊かにする工夫がなされています。また、50%以上の空地率を確保しながらも、駅に近い便利な立地を実現しました。
充実した共用施設
このマンションでは、各住戸の快適な生活を支えるため、さまざまな共用施設が用意されています。メインエントランスは一新され、訪れる人々を温かく迎えてくれます。さらに、コミュニティルームやゲストルーム、個人利用が可能なパーソナルブースなども整備されており、住民同士の交流や多様なライフスタイルに対応できるようになっています。
地域貢献への取り組み
本事業は、令和3年度のマンションストック長寿命化等モデル事業にも選定されており、例えば、敷地分割を活用して居住者の仮住まいの期間を短縮し、負担を軽減する工夫がされています。加えて、災害時の中庭空間の一般開放や防災備蓄倉庫の設置が地域貢献に寄与することも期待されています。
事業スケジュールの振り返り
この建替えプロジェクトの道のりは長く、1967年の団地竣工から実際の引き渡しまで、数多くのステップを経て進行しました。2023年2月には本体工事が着手され、2025年2月の竣工を迎え、4月と5月にはそれぞれ権利者と一般分譲の購入者に引き渡しが行われました。
新たに生まれ変わった『リビオシティ船橋北習志野』は、ただの住まいを超え、地域に新たなライフスタイルの提案と交流の場を提供しており、今後の発展が楽しみです。新しいコミュニティとして、多くの人々に愛される場所になることでしょう。