睡眠健康の新たな挑戦
近年、私たちの健康に深く関わる睡眠の重要性が再認識されています。そんな中、株式会社Wishと筑波大学発ベンチャーのS'UIMINが手を組み、睡眠に関する新しい共同研究を始めることとなりました。この取り組みでは、個人健康記録(PHR)を基にした睡眠データの蓄積とその活用を目指しています。私たちの健康を守るためのその意義を掘り下げてみましょう。
1. 共同研究の背景と目的
生活習慣病や精神的な健康問題の増加傾向が見られる今、多くの研究が睡眠の質と私たちの健康との関連を探求しています。特に、筑波大学の技術を取り入れることで、高精度な睡眠データを収集することが可能になることが期待されています。S'UIMINの高精度な睡眠計測デバイス「InSomnograf」を通じて個々の睡眠パターンを分析し、生活習慣の改善に役立つ情報を提供することが本事業の主な目的です。
2. 『モニタン』会員を対象にした新たなサービス
この新たな取り組みは、Wishが運営する「モニタン」プラットフォームを利用することで実現します。モニタン会員の希望者は、S'UIMINのデバイスを活用して自身の睡眠を計測し、その結果をもとに健康管理の強化や生活習慣の改善に役立てます。これは個人の健康メリットを追求するだけでなく、企業や研究機関にも貴重なデータ提供を行うことで、睡眠研究のさらなる進展にも寄与します。
3. 具体的な事業の内容
本事業では、以下のような活動が行われます:
- - 対象者:Wishのモニタン会員の中から希望者
- - 計測手法:S'UIMINの「InSomnograf」を使用した睡眠計測
- - データ活用:個人の健康管理、生活改善に役立つ情報を提供し、企業や研究機関向けのデータサービスを展開。これにより、睡眠にまつわる研究がさらに進むことを目指しています。
4. 睡眠に関するセミナーの開催
この取り組みを支えるイベントとして、2025年3月18日に「今後の睡眠市場の展開とエビデンス研究のあり方」をテーマにしたセミナーがオンラインで開催されます。講師には、大阪大学の森下教授や筑波大学の柳沢教授など、第一線の専門家が登壇し、最新の知見と市場戦略について語る予定です。このセミナーの参加は無料で、睡眠に関心のある多くの方にとって、有意義な情報が得られる場となるでしょう。
5. 未来への展望
WishとS'UIMINは、この共同プロジェクトを通じて、ただ単に個人の健康管理に役立つデータを提供するにとどまらず、企業との連携を強化し、睡眠医療やウェルネス分野において新たな価値を生み出すことを目指しています。私たちの生活の質を向上させる新しいサービスの創出にも期待が高まります。
6. 企業概要
最後にそれぞれの会社についてもご紹介します。
- - 株式会社Wish では、モニター会員プラットフォーム「モニタン」を運営し、臨床試験におけるサポートを提供しています。
- - 株式会社S'UIMIN は、睡眠脳波測定技術を駆使した健康支援サービスを展開しており、医療面での発展にも寄与しています。
これからの睡眠に関する研究とサービスの発展にご期待ください。