沖縄で美空ひばりをしのぶ特別なコンサート
2025年4月27日と29日の二日間、沖縄で美空ひばりの "戦後80年平和祈念コンサート" が行われます。戦後、日本を希望の歌で励ましたひばりの功績とその思いを胸に、沖縄での特別なイベントが実現しました。
まず4月27日(日)には、うるま市民芸術劇場響劇場にてフィルムコンサートが開催されます。この公演では、美空ひばりの貴重な映像と共に彼女のメモリアルを感じられる仕組みが用意されています。
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フィルムコンサートの内容
コンサートは、「不死鳥は永遠に」というテーマで、ひばりの52年間の人生の映像を背景に進行します。開演前の14:30からは、地元の「美空ひばりカラオケ大会」も予定されており、ファンが彼女の名曲を歌い継ぐイベントも開催されます。オープニングアクトにはソプラノ歌手の宮平真希子さんが名を連ね、加藤和也さんの進行で、会場がひばりの歌声で包まれることでしょう。
続けて4月29日(火・昭和の日)には、那覇文化芸術劇場なはーとで "沖縄 未来に紡ぐ歌"をテーマにした平和祈念コンサートが行われます。このコンサートでは、沖縄出身のアーティストたちが美空ひばりの楽曲をカバーし、それぞれの平和に対する想いを歌に託します。第一部では、沖縄にゆかりの深いアーティスト達が新しい世代のエピソードや思いをシェアし、スペシャルな歌の数々を届けます。
さらに、ひばりのヒット曲の映像と共に、彼女の情熱が伝わるメモリアルステージも予定されています。数多くの名曲が流れる中で、日々の平和の大切さや愛のメッセージが再認識されることでしょう。
美空ひばりと沖縄の深い絆
美空ひばりは1946年に沖縄で初めて公演を行った際から沖縄の人々に愛され続けてきました。戦後の厳しい時期に、彼女の歌声が希望の光をもたらし、多くの人々を勇気づけました。特に、ひばりが初めて沖縄を訪れた際には、彼女の公演会場となった国映館では約50,000人の観客が詰めかけ、多くの人々が彼女の歌声に感動したと言われています。また、沖縄の記憶に残る公演は、彼女自身の名前と同じ色の花をもつ「花風の港」などの楽曲に受け継がれています。
沖縄の風土や文化を肌で感じ、彼女は沖縄への特別な想いを抱いていました。その思いを込めた歌や公演は、今でも沖縄の人々の心に深く残っています。
チケット情報とアクセス
両日とも、チケットはイープラスやローソンチケット、セブンイレブンなどで販売中です。
料金: 3,500円(税込)
開演: 15:30(開場13:30)
会場: うるま市民芸術劇場響劇場
料金: 6,000円(税込)
開演: 17:00(開場16:00)
会場: 那覇文化芸術劇場なはーと
美空ひばりの歌が生きるこの特別な日、是非とも多くの方々にご来場いただき、平和の象徴としての彼女の意義を感じ取っていただければと思います。
詳しくは
美空ひばり公式ホームページをご覧ください。