ぐるなび、加盟飲食店向けに「配配メール」を導入しアンケート調査を強化

ぐるなびが新たな戦略を打ち出す

日本の飲食業界を支える株式会社ぐるなびが、加盟している飲食店へのサービス提供をさらに強化するために、メールマーケティングサービス「配配メール」を導入しました。この取り組みは、加盟店に対してより良いサポートを提供し、アンケート調査の回答率を高めることを目的としています。

アンケートの課題と新アプローチ

これまで、ぐるなびは飲食店に関する情報を集めるために、さまざまなアンケートを実施してきましたが、従来の方法では限界が見えていました。加盟店が自らサイトを訪れて回答するというプル型のアプローチでは、回答数が思うように伸びず、ぐるなびは新たな手法の模索を始めました。

「配配メール」の導入によって、加盟店により積極的にアプローチするプッシュ型のマーケティングが実現できると期待されています。このサービスは、メール配信に特化しており、セグメント配信やリマインド機能を利用して、特定の飲食店や地域に応じたカスタマイズが可能です。これにより、アンケートの回答率向上が期待されます。

機能の充実ぶり

「配配メール」には、メールの開封率やクリック率を測定できる機能が搭載されており、加盟店の反応を定量的に把握することができます。また、未開封のメールに対するフォローアップとしてステップメールを活用することで、加盟店へのリマインドが可能になります。これらの機能をフル活用することで、アンケート回答数のアップを図りつつ、加盟店の経営に役立つインサイトを得ることができるでしょう。

記者の視点

取材した株式会社ぐるなびの担当者は、「初めてのメール配信システム導入を考えた際に、様々なサービスを比較検討しました。最終的に「配配メール」に決定した理由は、必要な機能が一通りそろっていたこと、操作が直感的で使いやすかったこと、サポートも充実していた点が大きいです。これからも加盟店の皆さまとともに成長していきたいと考えています」と話されています。これは偶然ではなく、デジタル化が進む中で、飲食店のサポート体制を強化する必要性を感じていたからこそ実現した選択であると感じました。

ぐるなびの未来とビジョン

ぐるなびは1996年に飲食店情報サイトを立ち上げ、「日本の食文化を守り育てる」という理念のもと、今でも業界のパイオニアとして存在し続けています。2021年には「食でつなぐ。人を満たす。」という新たな存在意義を掲げ、飲食店のデジタルトランスフォーメーションを進めています。今後もこの取り組みを通じて、外食産業をはじめとする食文化のさらなる活性化を図っていくことでしょう。