幸福度が高い人々の消費スタイル
最近、株式会社アスマークが発表した調査結果に基づき、日本人の幸福度と消費スタイルについて深掘りしていきます。この調査は、全国の20歳以上の男女1,000人を対象として行われ、消費者の幸福感とその消費行動の関連性が明らかになりました。
調査の背景
近年、私たちは精神的および身体的な幸福、つまり「ウェルビーイング」に対する関心が高まっています。しかし、物価の高騰や将来的な経済不安に直面する中で、消費行動が「物を所有する」ことから「体験や共感」にシフトする傾向も見られます。特に若年層では、「コト消費」から「トキ消費」への移行も顕著で、具体的な参加型体験やコンテンツに投資する意欲が高まっています。これは消費者庁の調査だったり、またそれを元にしたアスマークの調査でも確認されました。
幸福度の高い層の特徴
調査結果では、「幸福度が高い層(H)」は、旅行や遠出にお金をかけていることが特徴です。逆に、幸福度が低い層(L)は、低価格の商品やサービスを選ぶ傾向にあることも明らかになりました。幸福度が中程度の層(M)も存在し、トレンドや限定体験にお金をかける傾向があります。
幸福度のドライバー
調査結果から、幸福度が高い人々の主な要因は以下の3つです:
1.
経済的安定(年収800万円以上)
2.
家族の絆(子供がいる既婚者)
3.
時間的ゆとり(特に60代以上)
実際に、60代以上の層は、家族とのコミュニケーションや自由な時間の確保に高い満足度を得ている傾向が見受けられます。これは、彼らが「日々の生活の中で幸福を感じる指標」において、物質的な側面よりも、ひととしての関係性や時間による充実感を重視することに由来します。
消費行動の変化
直近1年間で、実際にお金をかけた項目に関する調査によると、旅行や遠出が31.5%でトップを占めています。これに対して格安商品やサービスはわずかに30.7%で、福祉的な支出の意識が高まる中でも、非日常体験にお金を使うことに価値を見出す姿勢が伺えます。さらに、自分へのご褒美や成功体験のための支出も多く、普段は節約しつつも体験への投資を惜しまない「メリハリ消費」が現れています。
幸福度別消費スタイル
調査は、消費スタイルを「幸福度と購買意識」の2軸で視覚的に分析しました。購買意識と重視度の両方が高い層は、旅行や体験にお金をかける傾向が強いことが見て取れます。また、幸福度が低い層では「生活防衛」を重視し、安価な商品を選ぶ傾向が強いことが示されています。
結論
本調査を通じて、幸福度に応じた消費スタイルの違いが明らかになりました。特に幸福度が高い層は、日常の生活改善や、「労力に見合う体験」に重きを置く姿勢が見受けられます。可処分所得を効率的かつ効果的に使うことが、より充実した生活を実現するための鍵となっているのかもしれません。これからの消費のあり方について、私たちも改めて考える必要がありそうです。
調査結果の詳細は、株式会社アスマークのサイトからダウンロード可能です。経済・幸福への理解を深めるための参考としてぜひチェックしてみてください。