梅雨の季節に注意が必要な腰痛対策と身体の動き方
日本全国の多くの地域で梅雨に入り、気温も上昇している今日この頃。雨が降ることで気圧が変化し、体調を崩しやすい時期でもあります。中でも、腰痛を抱える方々にとって、冷房の効いた環境で過ごすことが多くなる夏は、体温調整が難しく、かえって腰痛が悪化する危険がある季節なのです。
ILC国際腰痛クリニックでは、腰痛治療の理念として「治療効果を最大限に引き出し、安心して受けられる治療」を掲げています。この思いに基づき、日常生活での動作「自宅で物を拾う姿勢」に関する患者様へのアンケートが行われました。調査の結果によると、多くの高齢者が、結果的に自らの腰に負担をかける姿勢を選んでいる実態が浮かび上がりました。
調査結果の概要
この調査は、東京院と大阪院を受診した男女100名を対象に、2025年の5月から6月にかけて実施されました。アンケートでは、物を拾う際の姿勢が年代ごとにどのように異なるかが焦点となっており、高齢者が腰を曲げて物を拾う傾向が見られる一方で、若年層はしゃがんで拾う姿勢が多いことが明らかになりました。
年代別の傾向
医学的に評価した場合、以下のように腰への負担が増加する順番が確認されています。
1. 座って前屈
2. 立って前屈
3. しゃがむ(腰を曲げない)
この結果から、若い世代ほどしゃがむ姿勢を選びやすく、高齢者ほど腰を曲げる姿勢を選びがちであることがわかりました。加齢による筋力や柔軟性の低下が影響し、結果的に腰痛を引き起こす大きな要因の一つとなっていました。
腰痛予防の重要性
日常生活の中での小さな動作が、腰痛に大きな影響を及ぼすことがあるため、特に高齢者には「しゃがむ動作」を無理なく行うための筋力維持やストレッチが求められます。具体的には、股関節や膝関節の柔軟性を保つための体操やトレーニングが非常に有効です。
おすすめの体操
1.
股・膝関節の屈曲トレーニング
- 仰向けに寝て、片膝を胸に近づける。
- 15秒キープ。
- 反対側も同様に行う。
2.
椅子を使ったスクワット
- 背筋を伸ばし、膝を曲げてスクワット。
- 10回を3セット。
これらの動作を定期的に行うことにより、筋力が向上し、しゃがむ動作も無理なく行えるようになるでしょう。
生活環境の見直し
また、自宅の環境を見直し、物の置き方を工夫することも重要です。特に、頻繁に使用する物は手の届く範囲に配置しておくことで、無理な姿勢を取らずに済むようになります。安全な環境を整えることで、腰への負担を軽減することができます。
専門医の診断を受ける重要性
腰痛が発生した場合は、専門医に相談することが不可欠です。ILC国際腰痛クリニックでは、患者様の状態を十分に理解し、適切な治療法を提供しています。日常生活の動作に不安を感じている方、腰痛に悩む方は、ぜひ一度ご相談ください。日常動作の見直しとともに、健康な生活を送りましょう。
ILC国際腰痛クリニックの情報
ILC国際腰痛クリニックは、海外の先進的な腰痛治療法を採用したクリニックです。患者様の理解を大切にし、納得のいく治療を行っています。興味のある方は公式HPもご覧ください。
東京院
所在地:東京都港区港南一丁目8番15号Wビル1階
電話番号:03-6712-3520
診療時間:9:00~17:00
休診日:木・日・祝・年末年始
大阪院
所在地:大阪府大阪市淀川区西中島5-4-20新大阪駅前中央ビル1階
電話番号:03-6711-7662
診療時間:9:00~17:00
休診日:水・日・祝・年末年始