プロジェクト型ビジネスを加速するRBX Toolkit
ワンアイルコンサルティング株式会社が、企業のプロジェクト型ビジネスを強力にサポートするための新たなパッケージ「RBX Toolkit for SAP Cloud ERP – Professional Services」の提供を開始しました。この革新的なツールは、SAP Cloud ERP(SAP S/4HANA Cloud Public Edition)の導入をよりスムーズに、効率的に行うことを目的としています。
RBX Toolkitの強み
この新しいプロダクトは、SAP Qualified Partner-Packaged Solution(QPPS)の認定を取得しており、特にプロジェクト単位でのビジネスを展開する企業に向けて設計されています。ワンアイルは、20社を超えるプロフェッショナルサービス企業のERP導入の経験を活かし、プロジェクトで発生しやすい複雑な管理課題に対応できるノウハウを積み重ねてきました。
複雑な管理課題への取り組み
プロジェクト型ビジネスでは、契約形態が多様化し、勤怠や工数、経費のデータが分散することが確認されています。これにより、月次決算の遅延や収益認識、監査対応が難しくなるなどの問題が発生しています。RBX Toolkitは、こうした課題に対する解決策を提供します。
RBX Toolkitのコンセプト
RBX Toolkitは、SAPのFit-to-Standardを基盤とし、業務の定型化を進めることで、導入のスピードと再現性を高めます。主な特徴としては、以下の5つのコアシナリオに対応したプロセス設計が挙げられます。
1. 一括
2. 進行基準
3. T&M
4. 保守
5. ライセンス
これらのシナリオに合わせて設計されたテンプレートが、迅速な業務運用を支援します。また、勤怠や経費などの外部システムとの連携も、SAP Integration Suiteを使ってシームレスに行えます。
期待される効果
RBX Toolkitを導入することで得られる効果は多岐にわたります。主なものは以下の通りです。
- - 短期の立ち上げ: 標準的なプロジェクトでは、最短7か月で本稼働が可能。
- - 迅速な意思決定: 月次決算の数値確定を3営業日以内に実現。
- - 高品質の確保: 業務カバー率90%超を目指すテンプレートの導入。
- - 運用の安定化: 教育やドキュメントの整備を通じて早期安定化を図る。
導入の流れ
導入は、SAP Activateに基づき、事前アセスメントから適合性確認(Fit-to-Standard)、設定、教育、テスト、移行へと進んでいきます。この流れに従うことで、業務プロセスと収益認識の整合性を高め、手戻りを抑えた効率的な導入が実現します。
価格とスコープ
RBX Toolkitの導入は、販売、購買、会計、プロジェクト管理の領域で行われ、最短で7か月という早い期間での導入が可能です。費用の目安は、5,900万円からで、各種オプションも用意されています。
QPPS認定とは
QPPSは、SAPのソフトウェア、パートナーの導入ノウハウ、独自の知的資産を組み合わせた再現性の高いソリューションを評価する枠組みです。RBX Toolkitは、この基準を満たすことで、リスクを最小限に抑えた導入を可能にしています。
SAP NOW Tokyoでの先行プロモーション
2023年8月6日に開催されたSAP NOW Tokyoで、RBX Toolkitの先行紹介が行われました。これを機に、多くの企業がこの新しいソリューションの導入を検討することが期待されています。
結び
ワンアイルの広報担当者は、「RBX Toolkitは、迅速な立ち上げと高品質を両立するソリューションとして、多くの企業にとっての強力な支援となることでしょう」とコメントしています。今後、RBX Toolkitがどのようにプロジェクト型ビジネスの効率化と経営の向上に寄与していくのかが楽しみです。