北海道北広島市とSQUEEZEによる新たな連携
2025年の夏、北海道北広島市と宿泊・観光業界のデジタルトランスフォーメーション(DX)をリードする株式会社SQUEEZEが包括連携協定を結びました。この取り組みは、地域の観光促進と産業・市民サービスの充実を図るもので、記者会見もエスコンフィールドHOKKAIDOホテルで行われました。
目的と背景
北広島市は、北海道ボールパーク「エスコンフィールドHOKKAIDO」の開業による地域の活性化が進む中、地価上昇率が全国トップクラスとなり、地方創生の注目エリアとして脚光を浴びています。多様な地域課題を解決するために、自治体、企業、地域住民が一体となって取り組むことが求められています。こうした背景の中、SQUEEZEは自身の経験を生かし、地域との連携を図ることで新しい都市価値の創造を目指しています。
連携協定の内容
協定の核となるのは「泊まれるまちづくり」です。SQUEEZEが提供する宿泊運営のノウハウと、オペレーションプラットフォームである「suitebook」を活用し、観光振興や地域活性化の促進に取り組んでいきます。特に、デジタル技術を駆使して市民サービスの向上やスタートアップの支援にも力を入れ、多面的なアプローチで地域を豊かにする計画です。
記者会見の詳細
記者会見には北広島市の市長、上野正三様とSQUEEZEの代表取締役CEO、舘林真一が登壇し、協定締結の意義を語りました。会見では、北広島が新たな「まちづくり」のステージに入ったことや、SQUEEZEが地域に根ざした価値創造を進めていく意向が示され、参加者からは期待の声が上がりました。
舘林真一のメッセージ
舘林CEOは、「価値の詰まった社会を実現するために、新しい挑戦を続ける」と語り、北海道の地が新たな原点となることを強調しました。地域と共に成長していくビジョンを掲げるSQUEEZEが、東京や世界との連携を強化していく様子は、地方創生における新たなモデルとして注目を集めています。
SQUEEZEについて
SQUEEZEは2014年に設立され、北海道に拠点を持つスタートアップ企業です。現在、全国に38のホテルを運営しており、地域特性を活かした宿泊施設の運営や、クラウド型の宿泊管理システムの提供を通じて業界全体の生産性向上を狙っています。また、地域創生や街づくりへの関与、さらには国際的なオペレーション展開にも取り組んでいます。
このように、北海道北広島市とSQUEEZEの協力による新たな連携は、地域にとって持続可能な未来づくりの重要な一歩となることでしょう。今後の展開に注目です。