小林製薬紅麹事件に見る大阪市保健所の情報開示の不思議な回答
株式会社薫製倶楽部が大阪市保健所に対して行った約70回にわたる情報公開請求。その過程で得られた5つの回答が、いかに異様であったかを紹介します。この一連のやり取りを通じて、理解未了承の糸の奥に何があるのか、明らかにしていきます。
薫製倶楽部の背景
薫製倶楽部は、岡山県の企業で、特徴的な薫製食品を提供しています。同社の代表である薬剤師の森雅昭氏は、今年の初めから小林製薬の紅麹に関する問題を追いかけてきました。この問題に関して、約70回にわたって情報公開を求めることで、新たな事実を明らかにしようとしています。
珍回答の整理
ここでは、得られた5つの珍回答を詳しく見ていきましょう。
珍回答1: 「ないものはない」
企業が提出した書類のみが集められ、独自の証拠がないことが明らかになりました。7月の電話では、大阪市の担当者も「ないものはない」と明言しました。このフレーズは、開示が極めて不完全であることを物語っています。
珍回答2: 「相談していない」
プベルル酸に関する相談があったのかという問いに対し、市は「相談していない」と返答しました。大阪市と厚生労働省の間での情報共有に関する記録も存在しないとされています。
珍回答3: 「判断していない」
大きな食中毒事件の対応としてプベルル酸を用いたものの、正式に原因物質として決定した記録はないという混乱を招く回答がなされました。これがどう解釈されるべきかが疑問です。
珍回答4: 「齟齬はない」
しかし、大阪市はそれらの主張が整合性を持っていると繰り返し述べていますので、どこが齟齬であるのかしっかりとした整理が必要です。
珍回答5: 「判断していない」のに、明記
公式に重要な文書ではプベルル酸と記載されている矛盾があります。その一方で、公式に決定した記録がないこととの間で明らかな断絶があります。これは公的な場での混乱を招く素材になりかねません。
質問書の提出
これらの珍回答を踏まえ、薫製倶楽部は改めて大阪市保健所に対し質問書を送りました。内容が事実と異なる場合、具体的に指摘を求めましたので、今後の情報の開示を注目していく必要があります。
結論
今回の一連のやり取りからは、大阪市の情報開示及びその運営の透明性について多くの疑問が残ります。約70回の情報公開請求という手続きが、何をもたらすのか、今後の進展に目が離せません。この問題が、消費者や業界に与える影響は大きいといえるでしょう。情報公開が進むことで、少しでも正確な事実が求められる社会を実現したいものです。