Ready Crewによるビジネスマッチングの年度データ公開
ビジネスマッチングコミュニティ「Ready Crew」を運営するフロンティア株式会社は、年間のビジネスマッチング相談に関するデータを公開しました。これにより、システム開発を中心に、企業が寄せる外注ニーズの実態や、業界別のトレンドを明らかにしています。
年間取引の伸び
レディクルを通じた年間取扱予算はなんと1,000億円を超えています。これは、特にデジタル化が進む昨今において、企業が外部の専門家やサービスを利用する傾向が高まっていることを示しています。
カテゴリ別の相談内容
相談内容のカテゴリー別分布を見ると、システム開発が最も多く、次いでデザイン・制作やプロモーション領域でも高いニーズが確認されました。特に、AIや生成AIを利用したPoC(概念実証)の需要が急増しており、企業は新しい技術を試みるための外部パートナーを必要としています。
業界別のニーズ
業界別に見ると、「情報通信」「消費者向けサービス」「製造・不動産」などが主要な発注業界となっています。これらの業界では、最新技術の導入や変化への迅速な対応が求められ、外注ニーズが高まっていると考えられます。
- - 情報通信業界: AIやクラウド、5Gなどの技術導入が進み、専門家との協力が不可欠となっています。
- - 消費者向けサービス業界: シーズンごとの短期発注やSNS運用、動画制作などの外注が多くなっています。
- - 製造業界: 非コア業務を外部に委託する傾向が多く見られます。
これらの業界では、「スピード」「柔軟性」「高品質」を求める傾向が共通しており、マッチングの重要性が増しています。
担当部門の動向
担当部門別では、最も多いのが「広報・マーケティング部門」で、全体の28.3%を占めています。特にSNSや動画コンテンツの制作が増え、クリエイティブな業務の外注ニーズが高まっています。また、営業部門からはテレアポ外注やコンテンツマーケティングの相談が目立っています。
予算帯の変化
相談予算帯では、「100万〜300万円未満」が33.4%と最多ですが、1,000万円以上の案件も増加傾向にあります。企業が中長期的なパートナーシップを重視するようになり、戦略的なマッチングへのシフトが進んでいるようです。
今後の展望
企業の課題が多様化する中、単なる価格や納期にとどまらず、成果につながるパートナー選定が求められています。レディクルは今後も1万件以上のデータを基に、ビジネスマッチングのトレンドやニーズの変化を定期的に分析し、企業の成長をサポートしていく方針です。
Ready Crewとは
レディクルは、上場企業2,800社の利用実績をもつビジネスマッチングエージェントです。顧客のニーズを聞き取り、最適な企業を紹介することで、企業の発注業務を支援します。各社のニーズに合ったパートナーとのマッチングを行い、受注したパートナー企業から手数料を得る仕組みです。発注元企業からは一切の費用を徴収しないため、無料でサービスを利用できます。
詳細な情報や成功事例については、
Ready Crewの公式サイトをぜひご覧ください。